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飲み会はダメで、東京五輪だけは意地でもやる理由は何なのか/倉山満

菅首相は大きな武器を手に入れた

 菅義偉首相の表情も、心なしか明るい。今までは医師会に脅されるままだったと聞く。未知の伝染病に際し、「言うことを聞いてくれなければ協力できない」と言われて、「ではどうぞ」と言える総理大臣なら、日本はこうはなっていまい。  ところが、菅首相は大きな武器を手に入れた。もし医師会がガタガタ言うなら、「だったらあんたらには頼まん。大木大臣にお願いする」と言い返せる。  そもそも、「医療体制の充実」とは、私が本欄で再三再四紹介している、大木隆生慈恵会医科大教授の「大木提言」による。

政府を振り回していた医師会は一敗地にまみれた

 今や大木提言は政府の国策に採用された。本欄では「いっそ大木先生にコロナ担当大臣をお願いしては如何か」と何度も提言している。「大木大臣」は医師会にとって悪夢以外の何物でもない。自分たちの無能と強欲が白日の下にさらされる。  ならば、「大木大臣」を阻止するために「大木提言」を取り込んでしまえばよい。そこまでやるのが医師会であり、ゼロコロナ論者が崇拝する尾身“先生”とて、特に信念がある人物ではない。  本気で科学者の良心があるなら、「オリンピックはやるけど、国民は自粛」など、容認できないはずだ。マトモな人間なら、辞表の一つも叩きつけるはずだ。ところが地位に恋々としている。  いずれにしても、政府の国策を好き勝手に振り回していた医師会とその傀儡の尾身は一敗地にまみれた。  尾身、中川、尾﨑に、心をこめて言ってやろう。ざまあみろ!
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都知事は緊急事態宣言における主導権を失った
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皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

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通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。


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