仕事

年収720万円の40代部長がコロナ解雇。チューハイ片手に近所を徘徊

妻の風当たりもきつくなり……

コロナ解雇

50社以上もの求人に応募した小林さん。家にいても息が詰まるので、行きつけの喫茶店で職務経歴書を何度も推敲している

 今年に入ってからは、コロナで事業の見通しが立たないからと、企業側から面接を取り消されることもあったという。「就活へのモチベーションもガタ落ちです」と、力なく笑う。そんな小林さんの最近の日課は、缶チューハイ片手に夜の住宅街を散歩することだ。 「解雇されたばかりの頃は妻も私を慰めてくれましたが、無職期間が長引くにつれ、風当たりがきつくなってきました。最近は、夕方妻がパートから帰ってきたら、そっと家を抜け出しています。20時以降はファミレスも開いていないので、ふらふらと住宅街を徘徊するしかないですね」  半年に及ぶ無職期間に焦りが募る。

両親にはまだ解雇されたことを言えず……

「両親にはまだ解雇されたことを言えずにいます……」  再就職活動中の小林さんに、コロナの風はまだ冷たく吹き続ける。 コロナ解雇<取材・文/週刊SPA!編集部>
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