お金

月10万円を節約。ゲーム感覚でFIREを目指す方法

節約のポイント(4人家族の場合)

FIRE

写真はイメージです(以下同)

①住居費→マイナス5万円/月 住居費は月収の25%に収める。月収40万円なら家賃は10万円が理想。今15万円の家に住んでいるなら5万円の節約。 ②食費→マイナス2万円/月 週に2万円の食費がかかっている家庭で、1週間の予算を1万5000円に下げる。余った分は翌週に繰り越や貯金をする。 ③水道光熱費→マイナス3000円/月 アンペアを下げ、LED電球に替える。節水シャワーヘッドに変えて月3000円節約。電気代とガス代はまとめる。 ④スマホ代→マイナス2万2000円/月 4人家族で大手キャリアで2万8000円以上かかっていたところ、全員格安SIMに乗り換えて月6000円前後に節約。 ⑤保険など→マイナス1万5000円/月 保険の見直しは必須。学資保険や貯蓄型保険は解約を検討するのが吉。4人家族で月4万円かかっている場合は方法次第で2万5000円まで抑えられることも。

持ち家vs賃貸。最短でFIREするならどっち?

 人間にとって住まいは最重要だが、持ち家と賃貸の選択となると、人生設計次第で結論が大きく分かれるところ。だが、ことFIREのカギとなる固定費圧縮の観点からは、賃貸がベストだとか。サイト「絶対賃貸派」を運営する大原瞠氏に聞いた。 「持ち家は周辺環境の変化や、老朽化によって資産価値が毀損するリスクがあります。災害で多数の修繕・建て替え負担が生じたら、それだけで人生設計はご破算。  冷暖房、給湯器などは経年で定期的な更新費用がかかり、その前に予期せぬ故障があれば支出は増えます。本格的に水回りをリフォームすれば100万円近くかかります。  このような不測の支出があると投資に回す資金が減るので、計画性が最重要なFIREにおいて持ち家はリスクが大きすぎます」  さらに持ち家の場合、毎月のローン返済の負担の他に、“隠れ家賃”の存在を考慮しなくてはならないと大原氏は指摘する。 「まずは固定資産税。加えて、分譲マンションであれば管理費、修繕積立金など一定の固定費がかかります。これらは年間数十万円かかり、物件の老朽化などによって負担総額が上がることはあっても下がることはありません。一方、賃貸物件では家賃が急上昇することはほぼありえないので、支出を一定にできます」
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家賃はリスクから解放され、身軽でいるための“保険料”
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