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老後を楽しむには欠かせない「趣味」。男性にもおすすめなのは料理教室

コストをかけず最短で憧れのサックスをマスター

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左からAerophone Pro(新品価格18万円)は300音色以上、初号機のAE-10(同8万5800円)は128音色を搭載。コンパクトなAE-GO(同5万2130円)は11音色、リコーダーベースのAE-mini(同3万3700円)は6音色を搭載している

 有り余る時間。月22万円から趣味代を捻出して、昔、憧れた楽器に、カッコよくかつ、簡単に取り組みたい。そんなわがままな望みを叶えてくれるのが、サックスの他、120種類以上の音色を搭載した電子管楽器・エアロフォンAE-10。サックス奏者の藤本匡光氏は、Facebookでエアロフォン・コミュニティを主宰しており、参加者には60〜80代の高齢者も多いという。 「生サックスと違ってエアロフォンは、口の筋力がほとんど要らず、軽く息を吹きかけるだけで音を出せます。また、リコーダーと同じ運指にも設定できるので、楽器初心者のシニアの方でも3週間ほどであっという間に演奏できるようになります」  ランニングコストの低さもエアロフォンの強みだ。 「サックスの場合、楽器を最良の状態に保つため、定期的な調整が必要です。またリードなどの消耗品もあり、ある程度ランニングコストがかかります。一方、エアロフォンのランニングコストはほぼゼロ。ヘッドフォンに接続して家の中で演奏ができるので、住宅事情を選ばないところも魅力です」

メンテナンス要らずで、一生美音を奏でられる!

 気軽にトライし、その豊富な音色の虜になる者は多いとか。 「バイオリンなどの弦楽器の音源も搭載しており、演奏できる曲は無限なので、一度始めると夢中になってしまう。エアロフォンで奏でる動画をネットにアップしたり、仲間同士でお披露目したりと、シニア世代の方々は、生きがいを持って練習に取り組んでいますよ」  マスターするのに時間もお金もかからないエアロフォン。どんな音色を鳴らすかは奏者次第だ。 【ベターホームのお料理教室】 一回5000円程度で「すぐに役立ち、一生使える料理の基本」が学べる教室を全国に展開。「お料理入門コース」と「和食基本技術の会」には、男性だけのクラスも
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藤本匡光氏

【サックス奏者 藤本匡光氏】 トライトーン取締役。音楽制作、アーティストとの共演のほか、音楽教室の運営など、幅広く活動している。エアロフォン開発に携わった経験も <取材・文/鶉野珠子・山田剛志(清談社)>
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