更新日:2021年08月03日 14:46
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”夏季オリンピックの名言”歴代ベスト10…北島康介「なんも言えねえ」は4位

7位 「すごく楽しい42キロでした」 13%

マラソン・高橋尚子(2000年シドニー)
高橋尚子

高橋尚子

 7位は2000年シドニーオリンピック、女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子がインタビューで笑顔と共に残した名言。レースは26kmすぎから優勝候補の一角だったルーマニア代表のリディア・シモンと激しい一騎打ち。35km手前から一気に突き放して陸上競技で日本人女性初の金メダリストとなった彼女はその功績が讃えられ、国民栄誉賞を受賞している。  後年、本人はこの名言について「とっさに出た言葉だったんです。スタート位置に立つまで、練習は1ミリも妥協することなく完璧にこなせていたし、世界一厳しい練習をしてきた自負があったので、早く走りたくてウズウズしていました。沿道の応援もすごかったし、レース運びは想定外でしたが、主導権を握って自分の走りができたので、もう達成感でいっぱいでしたね」と振り返っている。

6位 「こけちゃいました」 14.5%

マラソン・谷口浩美(1992年バルセロナ)  6位は1992年バルセロナオリンピック、男子マラソンで「金メダル候補」だった谷口浩美がレース後に残した名言。給水時に後続選手と接触して転倒、シューズも脱げるアクシデントにより8位となったことを受けての第一声だった。  前年の世界陸上マラソン金メダリストという実績を引っ提げてオリンピックに挑んだ谷口だったが、予期せぬアクシデントにより大ブレーキ。それでも彼はあきらめずに粘り強い走りで入賞。試合後の名言には素朴な彼の人柄と負けを笑顔で受け入れる潔さがあった。
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悲願の金メダルへの思いが凝縮した名言
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プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』(Twitterアカウント:@jumpwith44

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