更新日:2021年08月03日 14:46
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”夏季オリンピックの名言”歴代ベスト10…北島康介「なんも言えねえ」は4位

5位 「最高で金 最低でも金」 15%

柔道・田村亮子(2000年シドニー)
田村亮子

田村亮子(現・谷亮子)

 5位は2000年シドニーオリンピック柔道女子48kg級で悲願の金メダルを獲得した田村亮子が残した名言。優勝候補本命に挙げられながらもバルセロナオリンピック、アトランタオリンピックの2大会は連続で銀メダル。自身3度目のオリンピックに臨むにあたって「最高で金、最低でも金」は金メダル獲得のために自分自身に向けてプレッシャーをかけた。  念願の金メダルを獲得した彼女は「初恋の人に巡り合えた気持ち」とも語っている。

4位 「なんも言えねえ」 16.5%

競泳・北島康介(2008年北京)  4位は2008年北京オリンピック、競泳男子100m平泳ぎ決勝で、58秒91の世界新記録で制してオリンピック連覇を果たした北島康介の嬉しさのあまりに泣きながら残した名言。平泳ぎでのオリンピック2連覇は史上初の快挙だった。  2004年アテネオリンピックで金メダルを獲得した北島は2005年に日本初のプロスイマーとなった。だが、ヒジ痛や膝痛で苦しみ、国内で日本選手にも敗れ、世界記録も2006年に宿敵ブレンダン・ハンセンに奪われた。それでも北島本人は「銀メダルは負け」「勝たなきゃ意味がない。負けるとは思っていない」を自らを追い込んだ。緊張感と責任感、重圧を乗り越えたからこそ出た「なんも言えねえ」には自分に打ち勝った男がたどり着いた無の境地だったのかもしれない。
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2、3位は女性メダリストの名言
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プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』(Twitterアカウント:@jumpwith44

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