更新日:2022年03月11日 14:20
お金

パチンコ店廃業ラッシュに追い打ちをかける新札発行と封入式遊技機の導入

今後もホール側は多額投資が必要なため、廃業ラッシュは続くだろう……

新札発行で数百万円が……

 旧規則機からの新規則機への完全移行という激震がひと段落しても、玉&メダル貸し器1台あたり数万円が必要になる新札発行による負担(小規模のホールでも、それが数百台あります)、またスマートパチンコ・パチスロと呼ばれる封入式遊技機の導入など、ホールを続けるには今後も多大な投資が必要になりますから、中小ホールを中心にした休廃業の流れは今後もしばらく続きそうです。  駅前や商店街の一等地、パチンコ屋というとそういうイメージがありますが、そんな好立地でもなかなか次のテナントが決まらないのが、コロナ禍における現状なのです。

新宿駅前のパチンコ店跡地は今も空きビル

 新宿駅前にあった大手チェーンの跡地も、もう1年にもなろうというのに空きビルのままですし、ましてや郊外型店舗の場合はホールという業態に特化した建物(広大な広大な駐車場を利用して中古車販売店になっているところもありますが)だけにそのまま何年も廃墟として朽ちていく風景も地方の街道沿いでは風物詩みたいなもの。  思い出深いホールがどんどん減っていくのはファンとしては寂しいものですが、業界関係者が誰もが自認する衰退業界だから仕方ないんでしょうか。 写真・文/キム・ラモーン
ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。
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