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猪瀬直樹が石原氏の遺志を継いで政界に再挑戦!「岸田長期政権なら日本は沈没する」

ネット上で知名度のある人が必ずしも票を集めるとは限らない

――7月の参院選には猪瀬氏以外にもれいわ新選組から水道橋博士、NHK党から暴露系ユーチューバーの「ガーシー」、乙武洋匡氏などの注目候補が出馬するが、意識しますか? 猪瀬:「ガーシー」は全然知らないんだけど、ネット上で知名度のある人が必ずしも票を集めるとは限らない。僕の辞任後に行われた’14年の都知事選には連続起業家の家入一真君が出馬したけど、10万票も取れなかったでしょ。SNSを駆使して戦ったのに。一般の人に自分の声を届けるのは、本当に難しいことなんです。僕の場合は作家活動のほかにも、落合陽一君や三浦瑠麗さんなど若い人たち、さらには田原総一朗さんといった大先輩とも直接、知性の交換を行いながら、ネットにとどまらない情報発信を続けてきた。その点はほかの候補と異なるように思う。 ――75歳と高齢であることを不安視する声もあるが……。 猪瀬:僕は毎月50㎞のランニングと、週1時間半のテニスを続けている。そのおかげなのか、タニタの計測で体内年齢は58歳でしたよ(笑)。 ――仮に当選したら作家は続ける? 猪瀬:今、「石原慎太郎論」を執筆中なんです。選挙が終わったら書き上げます。当然、参院議員になっても作家活動は続ける。作家に専念したほうがいいんじゃないか?という声もあるけど、一つの型にはめたがるのは日本的固定観念です。欧米ではアンドレ・マルロー(仏ド・ゴール政権の文化相)のように、作家も政治家もクロスオーバーするんだから。それを日本で体現したのが石原さんだった。作家としてのクリエイティビティを生かして、参院議員になったら日本のビジョンを描いていこうと思っています。 ’12年都知事選で史上最多の433万票を獲得した男が、どれだけ票を伸ばすのか? 公示まで1か月を切った真夏の戦いを注視したい。 =====

7月10日投開票が有力。参院選の注目候補者

 維新は猪瀬氏以外にも歌手の中条きよし氏、元野球解説者の青島健太氏、元五輪選手の松野明美氏らの擁立を発表。  自民党からは元「おニャン子クラブ」メンバーの生稲晃子氏が東京選挙区から出馬予定。東京には衆院議員を辞して出馬する山本太郎れいわ代表や’16年参院選で最多の112万票を獲得した立憲民主の蓮舫氏が出るだけに注目度が高い。 取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/福本邦洋 写真/産経新聞社 ※週刊SPA!5月31日発売号より
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週刊SPA!6/7号(5/31発売)

表紙の人/ 玉木 宏

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