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医学部浪人生25歳女性。ラブホに通う「4人の男性」と受験ストレス発散の日々

医学への興味は「うつ病」と「セックス」から

 3年前に卒業した大学では、日本文学を専攻していたというKさん。文学と医学は、あまりにも乖離した分野に思えるが、医学への興味はどこから芽生えたのか。 「実は私が小学生の頃から父が鬱病を患っていて、精神病に関することは以前から興味があったんです。現役の受験生の時に心理学部を受験しようと思ったのですが、就職先を心配した両親からの反対があり、結局は就職に強い女子大に進学しました。でも大学で文学を通して臨床心理を学んで、改めて精神に関することは興味があると感じていたんです。 また、私自身セックスが大好きで……笑。人によってオーガズムがそれぞれで、女性がどうしたら気持ちよくなれるのか、まだ明確に言語化されていないんです。私がセックス好きゆえに『女性のオーガズムを研究したい』と思ったのも、医学を志した理由の一つです。要するに、体や脳に対する興味が強かったんですよね。そういった理由で、もう1回勉強するなら医学だなと思いました」

医学部志望のきっかけは「元カレの母親」も影響

 ご存じのとおり、医学部は他学部に比べて圧倒的に受験難易度が高い。精神的なことや体に関して興味があるなら、心理学部や生物学部でも研究は可能だろう。自らハードルを上げ、医学部にこだわる理由とは一体なんだろうか。 「心理学部でも生物学部でも、どの方向からでも研究していけるのは理解しています。逆に、医学部だと研究できる範囲も医学寄りになるワケで。より受かる確率の高い学部を薦められることは多いです。でも、もう一度大学に入りなおして、大学院まで6年間通うなら国家資格が欲しいし、就職のことを考えると、やはり医学部だなと……。研究職はなかなか枠がないし、給料も高くないと聞くなか、医者はバイトでも高額ですから。一度社会人を経験している分、将来の生活に対してシビアになっているのかもしれません。 それと、大学在学中に4年間付き合って、結婚まで考えていた元カレが医学部だったのですが、彼の母に『あなたとは釣り合わない』と反対された出来事も、医学部にこだわる理由の一つかもしれません。心のどこかで『絶対に見返したい』という気持ちがあるのだと思います」  続けてKさんは、「今までは運だけで生きて来た」と言い、「本気を出したらどこまでやれるのか、自分の実力に挑戦してみたいという気持ちもある」と話してくれた。
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社会人経験者は塾講師に素直になれないことも
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お酒は飲めなくてもおつまみ大好き。趣味はゴルフ・筋トレ・パチンコ・神頼みの自称清楚系純情女子ライター。長所は諦めが悪いこと。「なせばなる」「なんとかなる」をモットーに、何事にも全力で取り組みます!  Twitter:@minnapikapika

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