更新日:2023年03月28日 18:43
エンタメ

月収300万円超、歌舞伎町No.1キャバ嬢が「収入激減でも“プロレスラー”を目指す」意外な理由とは

収入が激減して、洋服も化粧品も買えない

自慢のGカップバストはしっかりキープしているという。

――33歳で格闘技未経験の挑戦。不安は? リアラ:いやー……不安しかなかったです。当時太っていたので、入門前にまず7kg減量。動きやすい体になったとはいえ、去年6月に練習をはじめて、ロープワークでロープに触れた瞬間、腰を痛めてしまい数日寝込みましたもん(苦笑)。現在は週3練習、週3キャバ嬢という生活を送っています。体は痣だらけだし、出勤すれば「その怪我どうしたの?」なんて言われます。収入が激減して、住まいも家賃が一桁代のワンルームに引っ越して、生活は自炊。化粧品、洋服もほぼ買ってない。大好きだったネイルもしていない。今の自分は不思議な感覚ですよ。 ――周囲はプロレス挑戦にどのような反応どうでしたか? リアラ:仲間たちは応援してくれてましたが、本当は「100%辞める」「絶対続かない」と思っていたみたいです(苦笑)。でも、もうすぐ練習はじめて1年が経ちます。もしかしたら、ほかの道場だったら辞めていたかもしれない。「ガンバレプロレス」という団体名通りに選手、コーチ達が本当に時に優しく、時に厳しく「一緒に頑張ろう!」と励ましてくれるのが大きい。感謝しています。まだ得意技なんて言える段階ではないけど、まずは“プロ”になるための目下に迫ったエキシビジョンを頑張りたいです。

いつか親にもリングサイドで観てもらいたい

――どんなプロレスを見せたいですか? リアラ:理想的な試合なんて語れる段階ではないですが、“レイラらしさ”の片鱗は少しでも見せたい。私のなかではキャバクラ嬢も、プロレスラーもどっちも本業なんです。片方だけ、というのは選べない。2つを挑戦し続けるから、“リアラ”という人物になれたように思います。そんな私の人生の一部を、少しでも見せれたらいい。そしてリアラという選手を少しでも多くの人に知ってもらいたい。 ――将来的な目標は? リアラ:私はまだ何も出来ない現状なので、ゆくゆくもしデビューが叶ったら、キャバ嬢の派手さを生かした技やコスチュームを思い描いています。まだデビュー前の私の言うのもおこがましいのですが、やっぱりプロレスの認知度を高めたいです。幼少期の私が魅了されたように、大人子供関係なく、プロレスの凄さ、楽しさを知ってもらいたい。それは親もそうで……。親にキャバ嬢がバレたときも“親不孝者”の扱いを受けて、プロレスラーになると伝えたときも、母からは「お父さんには絶対に言うな」と電話を切られました。やっぱり認めてもらえないのは辛い……。いつか、私の挑戦を認めてほしいし、リングサイドでその姿を見守ってほしいです。

デビュー前ながら、構える姿に風格がある。さすがNo.1の証か。

 エキシビションマッチをクリアした場合、ようやくデビューの道が開ける。「プレッシャーにはかなり弱いんです。でも、キャバの仲間、友達のホストも来てくれるので、なにか形に残したいです!」と派手なギャルメイクで決意を語ったのだった。 (取材・文/加藤浩之、撮影/長谷英史)
1
2
3
おすすめ記事