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期待の良血馬を厳選!「2024年のダービー候補5頭」を元競馬誌編集長が徹底解説

レイデオロ初年度産駒のエースはこの馬!

競馬

普段は慎重な厩舎長が「キレも持続力もある」と高く評価しているコルレオニス

コルレオニス 父 レイデオロ 母 ヒストリックスター 牡・友道厩舎  父は新種牡馬のレイデオロ。母であるヒストリックスターの代表産駒に2014年の桜花賞馬ハープスターがいます。  ただ、POGファンにとっては「母ヒストリックスター」というと、苦い思い出がある方もいらっしゃるかもしれません。現5歳世代のPOGで、トップクラスの人気を集めたのが母ヒストリックスター=アークライトでした。  しかし実戦でのアークライトはギアが上がらず、8戦未勝利で地方へと転出してしまいます。このコルレオニスも牧場での評判は素晴らしく、育成するノーザンF早来の山内厩舎長は「キレも持続力もあります。動かしたら、凄く動きそう」とコメント。普段、美辞麗句を並べない厩舎長だけに信憑性があります。種牡馬としての父の名を高める存在になってくれるのでは。

山本昌さんイチオシ馬は「完成したら凄い馬になりそう」

フォルラニーニ 父 エピファネイア 母 リナーテ 牡・手塚厩舎  過去にアルアイン、シャフリヤール、ギベオンらに出資してきた山本昌さんが、この世代で最も期待を寄せている出資馬。山本さんは、お母さんのリナーテにも縁があって、アルアインを出資した年に、最後の二択まで出資候補として悩んだのがマルペンサの14、のちのリナーテだったとか。  そのリナーテの初仔がフォルラニーニです。リナーテの半妹のマルケッサが初年度からホープフルSを勝ったドゥラエレーデを送り出しているのは何とも心強い材料。  育成するノーザンF空港の田中洋二厩舎長は、「現段階でもいいですが、完成したら凄い馬になりそう」と高く評価しており、取材時に山本さんがスタッフの方に同馬の感触を尋ねたところ、「スピードがむちゃくちゃあります!」という答えが返ってきたそう。“持ってる”レジェンドのパワーも味方に、きっとダービーに駒を進めてくれることでしょう。 
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敏腕厩舎長が将来性を評価する逸材
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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