Mリーグチェアマンに就任した藤田晋氏が語る「麻雀の行く末」とは?
’18年に発足した新たな麻雀プロリーグ「Mリーグ」。その初代チェアマンに就任したのは、発起人でもあるサイバーエージェント代表藤田晋氏だ。麻雀界を根底から変え、五輪種目も視野に入れるというが、そんな藤田晋は今、どんな夢と野望を抱いているのか。かつてヒルズ族の筆頭格として“時代の寵児”と言われた男がMリーグチェアマンとして、サイバーエージェント代表としての2019年を存分に語り尽くした!
――俳優の萩原聖人さんの参戦など、麻雀界だけではなく一般の人からも注目を集めた「Mリーグ」の滑り出しについて、率直なご感想を聞かせてください。
藤田:’19年に向けていいスタートが切れたと思っています。AbemaTVの「Mリーグ」視聴者の傾向を見ると、15万人くらいは毎日ずっと麻雀の試合を見ていただいています。コアなファンがしっかりついていて、ハマった人の熱狂がすごい。この熱気をどうやって一般の人に広めるかというのが今後の私のテーマです。
――一般の人……とは?
藤田:麻雀は昔ちょっとだけやったことがあるというライトな層が主です。麻雀を観るだけの「観る雀」という言葉があるのですが、スポーツ観戦と同様に麻雀を「観る」という行動を広められるかが直近の課題になります。もちろん、麻雀のルールをよく知らないけど興味があるという人にも広げていくつもりです。
――新シーズンを迎えるにあたって、現状のリーグ運営を変更する予定はありますか。
藤田:最初のシーズンというのは試合数や所属チームも3分の2くらいの規模で始めています。’18年はまったくの未知数な状況の中でのチャレンジだったので、一度回して修正して’19年シーズンに備えるというプレシーズン的な位置づけに考えていました。今後はチーム数や試合数を増やしていく予定です。
――参加を希望する企業もいくつか名乗り出ているのでしょうか。
藤田:けっこうありますね。ただ正直言って、どこまで広げるか迷っています。最初は裾野を広げていこうと思っていたんですが、「プロ雀士の個性を広げていくほうがいいのではないか」と思うこともあります。チーム数が多すぎると、チーム名もなかなか覚えられませんし、選手も覚えられない。まず、何年かは少数チームでやって、プロ雀士の個性を内外にアピールすることに力を入れようと思っています。
――現在の参加企業はどうやって決めたのですか。
藤田:最初は渋谷近辺の仲のいい会社から声を掛けたのですが、軒並み断られてしまいました。互いによく知っている企業なんで、とても気まずそうでしたね(笑)。これは実現不可能かと途中であきらめかけたんですが、テレビ朝日が参加してくれたのが大きかったです。
――旧知であるテレビ朝日の早河洋会長を、藤田さんが直々に口説かれたのでしょうか。
藤田:そうです。早河会長の男気とでも言いましょうか。「藤田を信用しよう」と言っていただきました。私に対する信用もあるので、選手たちにも「頼むよ、トラブルを起こさないでよ」と本気でお願いしています(笑)。テレビ朝日のような社会的信用度が高い会社が参加を決めたことで、途中からバタバタと決まっていきました。

はっきり言ってギャンブルとしての麻雀に未来はない
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