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期待の良血馬を厳選!「2024年のダービー候補5頭」を元競馬誌編集長が徹底解説

ハーツクライが最終年に最高傑作を送り出す!?

ファーヴェント 父 ハーツクライ 母 トータルヒート 牡・藤原厩舎  ノーザンF空港で取材した牡馬の中で、感触の良さは一二を争う存在。父は今春に急逝したハーツクライで、現2歳が最終世代となります。ジャスタウェイ、スワーヴリチャード、ドウデュースと多くのスターホースを送り出したハーツクライですが、ファーヴェントが最晩年の最高傑作になるかもしれません。  育成する足立厩舎長からは「相当切れると思います」「むちゃくちゃ柔らかくてバネがある」「トモに力があって緩さを全く感じない」と賛辞が並び、取材直後の車中で山本昌さんが思わず「(足立厩舎長の)熱量が凄かったね」と漏らすほど。この馬が走らなかったら、自分の取材力に自信をなくします(笑)。

敏腕厩舎長が将来性を評価する逸材

オールナット 父 サトノダイヤモンド 母 キューティゴールド 牡・高野厩舎  5頭目は少し捻って……とはいっても、同馬も半姉に2015年のジャパンカップを制したショウナンパンドラがいる良血ですね。ただ、サトノダイヤモンド産駒は、初年度の様子を見る限り、やや晩成気味の傾向。そのため、今年のPOGでは、マークが薄くなりそうです。  この馬も6月開催からバリバリ、というタイプではなさそうですが、それは育成サイドも織り込み済み。育成するノーザンF空港の木村厩舎長も「成長の余地は大きいけれど、いいものを見せてくれています。父の代表産駒になって欲しい」と将来性を高く評価しています。  木村厩舎長といえば、厩舎長一年目からドウデュース、キラーアビリティを送り出した凄腕。オールナットにも、彼らに続く活躍が期待します。  以上、5頭の「2024ダービー候補」を紹介しました。この他にも、未来のダービー馬はたくさん控えています。詳細は『競馬王のPOG本2023-2024』でチェックしてみてください。
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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