「お前みたいなのが生活保護を受ける権利があるわけないだろ」闘病中のシングルマザーが絶望した一言
―[家族に蝕まれる!]―
「これまで、人を3人殺そうと試みました。両親と、それから……」
静かな口ぶりでそう話すのは、丘咲つぐみ氏。“虐待サバイバー”を支援する一般社団法人Onaraの代表にして、自らも虐待された過去を持つサバイバーだ。
Onaraに込めた意味は、オナラ。我慢を重ねれば病気になる可能性もあるが、かといって場所を選ばず放って良い性質のものではない。さしずめ、吐き出す場所の少ない感情の放屁、ということになろう。
3本のナイフを購入し、「刺し違えてやろうと構えていた」という冒頭の相手は、意外な人物だ。
生活保護のケースワーカーに暴言を吐かれ…
「鍋で沸かしていたお湯」を母にかけられた
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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