「東大合格はいくらで買える?」都市部で過熱する“課金ゲーム”に違和感も
―[貧困東大生・布施川天馬]―
東大は課金ゲームの成れの果てか?
東京大学といえば、国内最高峰の国立大学。私は、実際に東京大学に通うまで、「東大生には苦学生が多い」と思い込んでいました。東京大学は、学費が安く、ネームバリューも十分すぎるほどあり、卒業生の進路も輝かしいものばかり。貧困から身を立てたい学生たちにとって、これほど都合のいい進学先候補はありません。
ですが、実際にいくと、そんな現実は存在しないことがわかります。新入生の1/3近くを占めているのは、首都圏近郊の一部有名私立中高一貫校の卒業生たち。私立中学、私立高校を経て既に熟成された交友網には、新参者の取って付け入る隙はありません。東京大学は、入った時点で、すでに通っていた高校、塾、予備校などで形成されたネットワークが完成されているのです。
私立校や塾予備校に通う余裕のある家庭出身者ばかりの学校ですから、その暮らしぶりも聞くだけで豊かであるとわかります。「小学校から塾通いしていた」「中高在学時に海外留学プログラムに参加した」などのエピソードは事欠きません。もちろん、大学に入ってからもそれは変わらず、「あーあ、留学行きたいな~」といった次の日には、日本を発っている同級生もしばしば。彼らにとって、勉強にかかる費用は初めから問題ではありません。
私は、独自に現役東大生、東大卒業生100人を対象として、幼少からの学びの環境についてアンケートを実施しました。そして、今年の2月20日に、そのアンケート結果を分析し、そこから考察できる内容をまとめた『東大合格はいくらで買えるか?』を上梓します。今回は、本の発売に先駆けて、少しだけアンケートの内容をご紹介します。
東大生の世帯年収は?
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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