更新日:2024年06月12日 15:19
エンタメ

平井理央が語る、経営者トーク番組で学んだ「古舘アナの凄さ」や「教育と健康の大切さ」

フジテレビ時代に感じていた「愛社精神」

平井理央さん

フジテレビ時代は『すぽると!』などを担当

──公開されている番組の中で「愛社精神」が取り上げられていましたが、平井さん自身も以前はフジテレビに勤めていました。平井さん自身は愛社精神はありましたか? 平井:私がフジテレビに入社したのは2005年だったんですけど、その当時は、内定者全員が夏休みに「お台場冒険王」でアルバイトをすることになっていて、イベントの最終日にはお台場で打ち上げ花火が上がるなど、とても活気に満ちあふれていました。大学生の時から印象に残る経験ができたこともあって、「なんて楽しい会社だ」と自然と思うようになりましたね。 「こんな楽しい場所で働けるのが、待ち遠しくてたまらない」と感じるくらい、会社のことが大好きでしたし、実際に入社後もフジテレビのアナウンス室の皆さんと過ごす時間もかけがえのないものでした。 ──今はフリーで活動されているということで、フジテレビ時代とは違った働き方をしていくなかで、意識もだいぶ変わってきているのではと思っています。他方で、個人で仕事することに寂しさを覚えたり、会社が懐かしいと思ったりすることはないのでしょうか? 平井:今でも、フジテレビ時代のアナウンサーの同僚やいろんな部署に同期入社の知人がいるので、たまに会って話をすると、「同期入社の人がどこの部署へ異動になった」といった話に若干ついていけないというか(笑)。みんなは盛り上がっているのに、自分だけテンションの違いを感じ、少し寂しくなることもありますね。  それでも普段は、私が所属する事務所のマネージャーやメイクさん、スタイリストさんなど、常に現場にはチームがいるので、ひとりぼっちで孤独さを感じたことはあまりないかもしれません。

経営者ならではの子育ての仕方に共感

平井理央さん

シングルマザーとして子育てに奮起している

──最後に今後の展望についてお聞かせください。 平井:教育や健康だったりと、私にとって今まさに興味のあるテーマが多いので、毎月どんなテーマになるのか毎回とても楽しみにしています。自分の実生活に活かせる知識はタメになっています。毎回学びの連続です。  特に教育がテーマだと、経営者の方がどういう子育てをされているのかを知れるのが非常に面白い。印象に残っているのは、「自分の価値の押し付けではなく、子供の持っている特性を見抜いて選択肢を与える」という子育ての仕方です。まさに経営者ならではの考え方だなと感じており、自分もその見極める目を養えたらと思っています。  一方で、「怒るのではなく叱ることが大切」だというのを知ると、なんかドキドキしちゃうんですよ。怒るのは自分の感情を出すための行為なのに対し、叱るはその人が良くなることを望んでやっている行為だというのを聞くと、私がこの前子供にお説教したのはどちらに該当するのか考えたりするんです。子供は現在6歳ですが、ひとりっ子でちょっと甘えん坊に育ちつつあります。これからは叱ると怒ることのバランスにも気をつけながら子育てをしていきたいですね。 <取材・文/古田島大介 、撮影/林紘輝> 【平井理央】 1982年11月15日、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、2005年フジテレビ入社。「すぽると!」のキャスターを務め、オリンピックなど国際大会の現地中継等、スポーツ報道に携わる。2013年より、フリーで活動中
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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