20代女性の“車中泊”YouTuberが安全面で気をつけていること「寝る時はドアをロック」「アルコール類は飲まない」
車中泊の魅力を発信しているYouTubeチャンネル「ちいこなの車中泊」。心地良く癒される映像と発信者であるちいこなさんの愛らしさも相まって、人気を博している。
インタビュー前編に引き続き、後編では、車中泊をする上で気をつけていることやこだわり、実際に見舞われたトラブル、今後チャレンジしていきたいことなどを聞いた。
――これまで60本以上の動画を投稿されていますし、いろいろな場所に行かれていますが、特に印象的だった車中泊は?
ちいこな:山奥に車を停めて、しゃぶしゃぶを食べた車中泊です。動画の作品という観点からも、車中泊の魅力が全部詰まっている回だったかなと。美味しいご飯を食べたり、秋の紅葉を眺めたり、温泉にも入ったり……。動画の構成も練りに練って、今まで以上に上質な映像を撮ろうとこだわって撮っていました。
結果的に再生数が30万回以上と私の動画の中で一番伸びていますし、自分が気に入っている動画を皆さんに評価していただけたのがうれしかったですね。「車中泊の魅力って何だろう」って思った時、その動画を見てもらえれば一発で伝わるような作品になっていると思います。
――前編でお話をお聞きしている時にも感じましたが、やはりちいこなさんはクリエイター気質なんだなと。車中泊が楽しいということももちろんあると思うのですが、動画の完成度や質に相当なこだわりを持っていますよね?
ちいこな:もちろん視聴者の方々に喜んでもらえることも大事なことだと思いますが、それと同時に「自分が一番納得できるものを作りたい」という気持ちも強いですね。
――ちいこなさんの場合は、自分が納得できるレベルと視聴者さんが楽しめる動画の質が一致しているというか、同じレベルにあるからいいですよね。自分が納得していても周りに響かなければ、自己満足するだけになってしまいますから。
ちいこな:以前弾き語りのYouTubeチャンネルを2年程度やっていたことをお話ししましたが、そこでの失敗が活かされているんだと思います。その時は視聴者さんの見たい動画を見せられていませんでしたから…。今は視聴者さんの目線に立って動画を作るように心がけています。
――動画投稿の更新頻度は月1回?
ちいこな:本当はもう少し頻度を上げたいと思っているのですが、忙しくてなかなか。でも、なるべく多く投稿した方が視聴者さんに忘れられませんよね。1ヶ月に1回だと毎回「お久しぶりです」といったコメントもいただくので…(笑)。ただ、できる範囲でやっていく感じですね。投稿頻度が少ないからこそ、1本の動画で長く楽しんでもらえるよう長尺の動画を投稿するよう心がけています。
印象深い「車中泊の魅力が全部詰まっている回」
自分が一番納得できるものを作りたい
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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