雑学

上祐史浩「大島渚さんに一喝された」

上祐史浩氏

1月22日に行なわれたトークイベントの模様。写真は左から鈴木邦男氏、上祐史浩氏、野田成人氏

 去る1月22日、新宿ロフトプラスワンにて『オウム事件 17年目の告白』(扶桑社刊)の刊行に合わせて、著書である元オウム最高幹部・上祐史浩氏の「出版報告トークライブ」が開催された。

 同ライブには、政治活動家の鈴木邦男氏、元オウム真理教幹部の野田成人氏、「やや日刊カルト新聞」主筆の藤倉善郎氏、真宗大谷派玄照寺住職の瓜生崇氏も出演。また、同著の検証に携わった参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏も会場を訪れ、緊急登壇し、国松長官狙撃事件など本で書ききれなかったオウム事件について語った。

 そんななか、上祐氏はオウム真理教の外報部長だった当時、1月15日に肺炎のため死去した映画監督の大島渚氏(享年80歳)に説教されたエピソードを披露。

「あるテレビ討論番組で、大島さんに『オマエたちは若いんだよ。だからこの教団には大人の知恵が入らないんだ。オウムは(極左の)学生運動と同じなんだ。だから、俺はオウムを潰したくないんだ』と一喝された。そのとき、大島さんの“深い愛”を感じました」(上祐氏)

 当時のオウム真理教に、これほど愛のある言葉を投げかけることのできた人物がいただろうか。今回、上祐氏が出版した『オウム事件 17年目の告白』は一つの区切りかもしれないが、オウム事件が終わったわけではない。

 大島監督の“深い愛”に答えるためにも、上祐氏にはオウム事件への解決に向け、一層の努力を期待したいものだ。 <取材・文・撮影/日刊SPA!編集部>

オウム事件 17年目の告白

教団のスポークスマンとして世間を騒がせた上祐史浩氏が今まで語れなかった真実を告白




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