マキタスポーツ×オードリー・若林「芸人が役者をやるのは“ボケ”である」
先日、43歳にして第55回ブルーリボン賞の新人賞を受賞したばかりの芸人・マキタスポーツ氏。今後、役者としての活躍の幅が広がっていきそうな彼が、2/19発売の週刊SPA!「エッジな人々」にて、オードリーの若林正恭氏と対談している。対談自体のテーマはマキタが著した『一億総ツッコミ時代』を受け、現在の「ツッコミ過多」な時代の構造を2人の芸人が分析する……というものだが、その中に互いの役者としての仕事を語り合っている部分がある。
一般人までもが「ツッコミ」の技術を身に着けた現在、カウンターとして積極的に「ボケていく」ことが必要なのではないか、という文脈の上での会話であるが、ご紹介したい。
マキタ:若林くんに聞きたかったんだけど、舞台(『芸人交換日記』)で主演したじゃないですか? 役者の仕事ってどう?
若林:役者なぁ……。最後に泣く芝居があったんですけど、「泣くのがイヤ」って話をロンブーの(田村)亮さんに言ったら、「役として泣くんやから大丈夫やで」って言われて、「あ、そうか。役で泣くんだよな」って納得してたら、原作者で脚本・演出も担当している(鈴木)おさむさんに、「いや、申し訳ないけど、ドキュメンタリーで泣いてもらうよ」って言われて(笑)。それって「ベタなドキュメンタリーでやってくれ」ってことじゃないですか。実際、おさむさんも「泣くことはボケだ」って言ってましたしね。
――ボケるにしても、素ではなくて、考えてボケているわけですからね。
マキタ:芸人はそうだよね。最近ちょくちょく役者の仕事をもらうんだけど、この間、娘を持つお父さん役で泣く芝居があって。「泣いてください」って指示されたわけじゃないけど、台本上、「泣いたほうがいいかな」って感じがして。これがやってみたら泣けたんですよ。なんかボケきった感じがして気持ちよかった(笑)。
若林:そのストレートさがボケには大事ですよ(笑)。
マキタ:「この感覚を忘れないでおこう」とか思っちゃったね(笑)。
若林氏も3月16日ロードショーの映画『ひまわりと子犬の7日間』に出演しており、今後とも役者の仕事でも大活躍しそうな2人。彼らの演技を見かけたときに「ボケきっているかどうか」を楽しむのも面白いかもしれない。
※ここで紹介したパートは飽くまでほんの一部分。希代の芸人2人が「一億総ツッコミ時代」について論考している誌面は、要チェックだ!
<本誌構成/九龍ジョー 撮影/植松千波 再構成/SPA!編集部>
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『一億総ツッコミ時代』 「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ
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