こっちの選挙もアツい!妖怪、怪獣、ご当地キャラ選挙
今月21日の参議院選挙投票日に向け、候補者たちは連日各所へ奔走している。都議選の投票率大幅ダウンをうけ、政治への関心の低さが心配されているが、参院選ではどうなろうのだろうか。一方で、ネットを中心に注目を集めている選挙がある。その一つが「YKI48総選挙」だ。
●YKI48総選挙(7月27日~8月18日)
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/
※投票は館内の投票所にて
※展覧会自体は7月27日~9月1日
YKI48総選挙は、7月27日から横浜そごう美術館で開催される「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」にて行われる企画。公式サイトでは、すでに48体の妖怪たちがグループ分けされて紹介されいる。グループ分けは、ビジュアル系ユニット「美YOU霊」、天然系ユニット「妖怪戦隊ヒョウキンジャー」などポップな表現になっており、一体ずつにも「彼女候補」、「現役暴走族」、「三味線うまい」などのキャッチコピーが付けられている。
展覧会では、福岡市博物館の、肉筆画や浮世絵版画の幽霊・妖怪画約160点のコレクションが展示されるほか、桂歌丸氏の怪談噺なども行われる予定だ。猛暑日がつづいているなか、涼みに行ってみてはいかがだろうか。
他にも、AKB48総選挙の登場以降、「●●総選挙」という名の人気投票は多数行われている。現在開催中の選挙のなかから、注目の選挙を紹介する。
●ウルトラ怪獣総選挙(7月10日~8月7日)
http://event.yahoo.co.jp/tsuburaya50/
※投票は特設サイトにて。怪獣1体ごとに1日1票投票可
円谷プロ50周年記念に開催されている「ウルトラ怪獣総選挙」。特設サイトには、円谷プロが「おすすめ怪獣」として選んだ、ウルトラマンシリーズに登場した48体の怪獣たちにブースカ、カネゴンの2体を加えた合計50体の怪獣が特設サイトに紹介されている。ネットでの投票で1位~50位の順位を決め、50体のポジションが決まる。
怪獣たちは、TeamA(エイリアン)、TeamS(スペース)、TeamE(アース)に分けられ、一体ごとに選挙ポスターや詳細なスペックが紹介されている。怪獣図鑑としても魅力的なページだ。またポスターのキャッチコピーにも注目。メトロン星人「私と一緒に、幻覚(ゆめ)を見ないか?」、ツインテール「食われてなんぼじゃ」など、どの怪獣をみても愛が伝わってくる。
●ご当地キャラ総選挙(7月10日~7月25日)
http://gotochi2013.jp/
※投票は特設サイトにて。1人1回のみ投票可
日本百貨店協会主催の人気投票。自治体など各キャラクラーの管理者からの立候補を受付、予備選挙、地区予選を経て、現在決勝投票が特設サイトにて行われている。決勝投票に残っているキャラクターは、メロン熊、ふなっしー、オカザえもん、など各地区の代表全7キャラ。
7キャラの人気順を、予備選挙・地区予選の合計獲得ポイント数からみてみると、ふなっしー(千葉県・39万4234ポイント)、いしきりん(大阪府・18万3682ポイント)、ことちゃん(香川県・15万6146ポイント)の3キャラがトップとなっている。決勝投票は、決勝投票での獲得ポイントのみで順位を決めるので、結果はどうなるか分からないが、ふなっしーの人気の高さがうかがえる。なお、8月6日には各地区の代表が集まり決勝大会が開催され、結果が発表される。
●過去の総選挙(人気投票)では意外な結果も
2013年6月には、レベルファイブ創立15周年記念のキャラクター人気投票も行われていた。1位は、空港荷物仕分けゲーム「AERO PORTER」に登場する飛行機。人気アニメ「イナズマイレブン」シリーズのキャラクターをおさえて無機物が1位となり、記念に配布された壁紙でも、1位の貫禄たっぷりの存在感を放っている。
これらの選挙の裏では、2ちゃんねるをはじめとしたネットユーザーの選挙運動が活発に行われている。レベルファイブの件と同様の事態は、2008年にYahoo!きっずで行われたポケモンの人気キャラ投票でコイルが1位に急浮上した件からつづいている。
ネット選挙が解禁された参院選だが、これらネットでの様々な選挙戦同様、熾烈な争いが繰り広げられるのだろうか。これらの選挙戦の動向とともに追っていきたい。 <文/林健太>
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