初代プリウスで「エコカーカップ」に参戦してみた
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
F1日本GPもやったことがある富士スピードウェイで、ハイブリッドカーだけで戦うレー「エコカーカップ」に、主催者から参戦のオファーを受けた我が大和。(MJブロンディ氏が所有する初代プリウスの愛称)
並みいる最新カーを燃費対決で撃破してきた大和の真価を問われるときがついにきた! と我ら勝手に解釈し、本気で優勝目指して、参戦してきました
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
満員電車が大好きで、クルマにゃぜんぜん興味のないSPA!読者の皆様も、「クルマ」じゃなく「燃費」となるとがぜん興味を持つようだ。クルマがなけりゃ燃費もないんだからバカな話だけど、読んでくれてありがとな。
「クルマ」に興味のない人にとっては、「レース」はさらに全然どうでもいい世界だろうが、今回我々が参加したのは、ハイブリッドカーで戦う「エコカーカップ」。そこに、不肖MJが所有する大和こと初代プリウス(ド中古を43万円で購入)で参戦してみた。メンバーは私とカメラマン池之平、そして編集部のD級ドライバー・Kだ。
レースなので速さも競うのだが、速く走りすぎても遅く走りすぎてもペナルティ。その制限の中で、速さと燃費を両立させたクルマが勝つ! というルールだ。どや、燃費がからんでて面白そうやろ?
参加車は、圧倒的に現行プリウスが多く、60台中30台を占めた。続いて先代プリウスとホンダCR―Zが7台ずつ。初代プリウスはというと……俺たちだけやんけ! いつの間にこんなマイナーになったんだ。栄光の元祖ハイブリッドカーも、そろそろ寿命ってことかね。
まずは前日に練習走行。走ってみて衝撃! 大和は曲がるのがすごく苦手! サスペンションがフニャフニャで、コーナーでは引っ繰り返りそうになる。ブレーキもリヤはドラム式。今どきこんなの、軽でも珍しいよ……。さすが節約カー。
もはや速さで勝負するのは論外とわかった。じゃ燃費なのか? それも最新モデルに比べれば明らかに劣勢。そこで、8対2で燃費を重視しつつ、それなりのペースで走ってシブく上位進出を狙うという、曖昧な作戦で行くことにした。
というわけで、次回はいよいよレーススタート!結果は?
⇒【後編】エコカー“速さと燃費を両立させる走り方”に正解はない!? につづく
https://nikkan-spa.jp/54639

速さ狙いと燃費狙いのクルマの差は歴然。プリウスは基本的に燃費狙い、レクサスLSやB MWは速さのみ。CR—ZとレクサスCT200hは両立系。プリウスαは両方ダメでした。来年は、大和以外の初代プリウスの参戦を待つ!
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
原子力発電の割合は約78%。世界一の原発大国フランスのEV(電気自動車)事情
プリウスより60万円高の新型プリウスPHVは50年かかってもモトを取れない!?
ジャパン・クオリティの電動バイクを世界に。社員25名で熱く燃えるベンチャー企業
なぜ日本車は「ダウンサイジングターボ」で出遅れているのか?
フェラーリとパッソで走ること500km。燃費は3倍も違わなかった?
値上げ前に買いたい!国産ハイブリッド車と完全ガチンコの輸入ハイブリッド車
フェラーリのマフラー職人が10年落ちレクサスを愛車に選んだ理由
王者テスラに対して現状は竹ヤリ…それでもEVを国産メーカーがやる理由
走りと燃費は東大王のヤリスハイブリッド。中古しか興味ない人間も欲しくなる理由は?
ホンダの次期フィットは何顔? 初代はリス、2代目はキツネ…
この記者は、他にもこんな記事を書いています







