更新日:2017年11月27日 23:31
カーライフ

初代プリウスで「エコカーカップ」に参戦してみた

F1日本GPもやったことがある富士スピードウェイで、ハイブリッドカーだけで戦うレー「エコカーカップ」に、主催者から参戦のオファーを受けた我が大和。(MJブロンディ氏が所有する初代プリウスの愛称) 並みいる最新カーを燃費対決で撃破してきた大和の真価を問われるときがついにきた! と我ら勝手に解釈し、本気で優勝目指して、参戦してきました 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 満員電車が大好きで、クルマにゃぜんぜん興味のないSPA!読者の皆様も、「クルマ」じゃなく「燃費」となるとがぜん興味を持つようだ。クルマがなけりゃ燃費もないんだからバカな話だけど、読んでくれてありがとな。 「クルマ」に興味のない人にとっては、「レース」はさらに全然どうでもいい世界だろうが、今回我々が参加したのは、ハイブリッドカーで戦う「エコカーカップ」。そこに、不肖MJが所有する大和こと初代プリウス(ド中古を43万円で購入)で参戦してみた。メンバーは私とカメラマン池之平、そして編集部のD級ドライバー・Kだ。 レースなので速さも競うのだが、速く走りすぎても遅く走りすぎてもペナルティ。その制限の中で、速さと燃費を両立させたクルマが勝つ! というルールだ。どや、燃費がからんでて面白そうやろ?  参加車は、圧倒的に現行プリウスが多く、60台中30台を占めた。続いて先代プリウスとホンダCR―Zが7台ずつ。初代プリウスはというと……俺たちだけやんけ! いつの間にこんなマイナーになったんだ。栄光の元祖ハイブリッドカーも、そろそろ寿命ってことかね。  まずは前日に練習走行。走ってみて衝撃! 大和は曲がるのがすごく苦手! サスペンションがフニャフニャで、コーナーでは引っ繰り返りそうになる。ブレーキもリヤはドラム式。今どきこんなの、軽でも珍しいよ……。さすが節約カー。  もはや速さで勝負するのは論外とわかった。じゃ燃費なのか? それも最新モデルに比べれば明らかに劣勢。そこで、8対2で燃費を重視しつつ、それなりのペースで走ってシブく上位進出を狙うという、曖昧な作戦で行くことにした。 というわけで、次回はいよいよレーススタート!結果は? ⇒【後編】エコカー“速さと燃費を両立させる走り方”に正解はない!? につづく https://nikkan-spa.jp/54639

速さ狙いと燃費狙いのクルマの差は歴然。プリウスは基本的に燃費狙い、レクサスLSやB MWは速さのみ。CR—ZとレクサスCT200hは両立系。プリウスαは両方ダメでした。来年は、大和以外の初代プリウスの参戦を待つ!

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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