「日本のマンホール」が世界で大人気!ジャスティン・ビーバーも注目!?
日本を訪れる外国人観光客は年々増えており、昨年は過去最高の約1000万人に及んだ。そこで来日中の彼らが「クール!」と思った日本のアイテムやカルチャーを聞いてみた!
◆ジャスティン・ビーバーも注目!?世界で人気の日本のマンホール
『デザインマンホール100選』という書籍が発売されたり、「マンホールナイト」というイベントが開催されたりと、愛好家が増加中のマンホール。海外でもその人気は高いそう。「マンホールナイト」実行委員の方々にその状況を聞いた。
「2010年には、外国人の写真家が発表した写真集『Drainspotting: Japanese Manhole Covers』が海外で話題を呼びました。同書で撮影されたのは、地域の名産や特色を題材にした、色鮮やかなデザインマンホール。海外のマンホールは見た目がシンプルなのものが多いので、驚く人も多かったのでしょう」(実行委員・白浜公平氏)
最近はマンホールを撮影する外国人も国内で目撃されている。
「さらには、マンホールの拓本をとる外国人の姿もありました。来日したジャスティン・ビーバーも、マンホールの写真をSNSに投稿していましたよ(笑)」(白浜氏)
現在は外務省の英語サイト『Japan Video Topics』でもマンホールが紹介されており、観光や日本文化の紹介に活用する動きも見え始めている。
「東京五輪のマラソンコースにも、ぜひ全国市町村のデザインマンホールを配置してほしいですね」(実行委員・森本庄治氏)
なお地味なマンホールを撮影する外国人もいるそうで、「マンホールはインフラ、歴史の側面からも楽しめる」(実行委員・竹内正則氏)そう。興味がある人は11月2日の「マンホールナイト」を覗いてみては?
― 外国人観光客が語る「これが私のクールジャパン」【5】 ―

|
『デザインマンホール100選――阿寒から波照間島へ旅歩き』 世界に例のない日本のサブカルチャー、マンホールデザイン ![]() |
|
『Drainspotting: Japanese Manhole Covers』 日本の色鮮やかなデザインマンホール ![]() |
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「なぜアダルトグッズは変なカタチなのか」デザイナー×妄想発明家が変態トーク
今どき、ものづくり工場で急成長。氷河期世代の社長がアートを事業にできたわけ
<マンガ>“悪夢と陰茎”「小野寺ずるのド腐れ漫画帝国 in SPA!」~第六十四夜~
<マンガ>“ヌードモデルとおばさま”「小野寺ずるのド腐れ漫画帝国 in SPA!」~第六十三夜~
5200万円分の絵を売った男が語るNFTアート。1か月前までは無名だった
学生服は高すぎる? 1万円スーツはあっても、制服は絶対に安くならない「特殊な事情」
どっちがセンスいい?プロだけが知っている「ポスター広告」の“正しい見方”
スタバやドミノピザのロゴが、実は変わっていた理由
ヒゲの長さや角度のデザインでハゲでもイケメンになれる!?
デザイン集団グルーヴィジョンズ代表・伊藤弘氏がこだわった「道具本」の秘密
高校野球はいつまで、炎天下の真っ昼間に試合をするのか? 鴻上尚史が日本の夏に思うこと
1200年以上つづく行事、東大寺「お水取り」とは?
迷惑? 困った? 外国人が驚いた日本のサービス
まるでお姫様!美しすぎる日本舞踊家の素顔――大河瑞季の「日本舞踊美女図鑑vol.1 尾上紫」
表記統一へのこだわりは日本語の豊かな表現を失うことにならないか?【鴻上尚史】