本田圭佑お笑いも制す!? 「R-1ぐらんぷり2015」王者・じゅんいちダビッドソンを直撃
“ひとり芸日本一”決定戦の「R-1ぐらんぷり2015」決勝が10日、関西テレビ・フジテレビ系にて全国ネット生放送され、過去最多のエントリー3751人から、じゅんいちダビッドソンが王者に輝いた。
決勝トーナメントは9名のお笑い芸人と、今年から新ルールで設けられた敗者復活枠の3名がA、B、Cの3ブロックに分かれ、グループごとに最多得票の芸人がファイナルステージ(FS)に進出。Cブロックの3番手で登場したじゅんいちダビッドソンは、サッカー日本代表でACミランの本田圭佑のモノマネとアギーレ解任など時事ニュースを絡めたネタを披露し、お茶の間・審査員のハートをともにがっちり掴んだ。NON STYLE石田、前回王者のやまもとまさみ、そして敗者復活・視聴者支持ともに1位となったヒューマン中村ら実力派を破り、ファイナルステージへと進出した。
芸歴4か月にして、大会史上初の外国人決勝進出者となった厚切りジェイソンは惜しくも予選ブロック敗退。お茶の間からの支持は得ていたものの、審査員からは厳しい評価が下される結果となった。
ファイナルステージは、Aブロックを勝ち上がったゆりやんレトリィバァと敗者復活からの下剋上となったマツモトクラブと対決。じゅんいちダビッドソンは、ここでも本田圭佑がスーパーの店員となりクレームに対応するモノマネで最多票を獲得し、見事に優勝した。
テレビ放送終了後の優勝者会見でも、自身の持ちネタである本田圭佑のキャラで一貫して質問に回答。
昨年末に結婚したばかりの彼は、記者に賞金500万円の使い道を聞かれると「新婚旅行でミラノへ行けば、イタリアにいるご本人にも挨拶ができるし一石二鳥ですね」とコメント。
また、勝因を聞かれると「予選の一本目でゆったりとネタを披露できました。本田ではないネタで決勝に挑もうかと思いましたが、周りの意見を聞いてファイナルステージでも本田ネタをやってよかったです。あと、去年は一般ウケせず敗れてしまったけど、今年はお茶の間にもウケるネタができたんじゃないか」と正直な思いを告白。
最後に伊スポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルトの記者は来ていないのか」と投げかけ笑いを誘っていた。
●「La Gazzetta dello Sport」 http://www.gazzetta.it/
<取材・文/北村篤裕 撮影/我妻慶一>
ハッシュタグ