カーライフ

錦織圭も乗ってるジャガーFタイプを試乗! 英国系超高級スポーツカーを一気乗り

モックンが言うとおり、高級車がちゃんと走ってない国って、先行きが心配になったりするわけですが、上には上がおりまして、世界には1台で高級車が何台も買えちゃう超高級車がバンバン走っている国があります(ドバイとか?)。そこで今回は、大躍進中の英国系超高級スポーツカーに一気乗り。超高級車の何たるかを堪能させていただきました! マクラーレン・スパイダー650SMJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu ◆外資の力で大復活!英国系超高級スポーツカーを乗り比べてみました  毎年真冬の大磯で開催される、日本自動車輸入組合(JAIA)の大試乗会は、自動車マスコミ関係者にとっての盆と正月のようなもの。不肖ワタクシは27年連続の出席ですが、毎年ありがたくて涙が出ます。  実はこの大試乗会、安倍政権誕生以来、年々超高級車ブランドの出展が増えていて、今年は8社も参加してくださいました。この試乗会に出展すると、本欄の担当Kみたいなシロートも喜び勇んで乗るので、ぶつけたり壊したりするリスクも高いのに、本当にありがたいです。  で、その超高級ブランド8社のうち、実に4社がイギリス系ブランドでした。 ジャガー・ランドローバー アストンマーティン マクラーレン ロールスロイス  イギリスの自動車産業は、60年代の英国病とともに凋落が始まり、生き残ったブランドもほとんどが外国資本に買われた。でも資本がどこかなんて乗るほうにすりゃどうでもいいこと。イギリスの超高級車ブランドは外資導入によって復活し、現在大躍進中なのだ。  なかでもスポーツカーが元気で、この他ベントレーがVW傘下でブイブイ言わせ、超高級車じゃないけどスポーツカーの雄・ロータスも生きている。  ということで、今回はイギリスの超高級スポーツカー3台に乗らせていただきまして、ありがたくその報告をさせていただきます。 <その1 ジャガーFタイプRクーペ> ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=804390
ジャガーF-TYPE Rクーペ

ジャガーF-TYPE Rクーペ(550馬力)1327万円!

 ジャガーは経営危機により’89年にフォード傘下に入ったが、’08年、フォードの経営危機でインドのタタモータースに売却された。以後、タタの放任主義の恩恵を受け、従来のイメージを捨てて全モデルを大刷新し、大飛躍を遂げている。  錦織圭君も乗ってるFタイプは’13年に登場。Rクーペはその最強バージョンだ。エンジンは5リッターV8スーパーチャージャー、最高出力550馬力! アクセルを床まで踏み込むと、「バキューンズババババババババ!」とものすごい炸裂音が轟いて脳天に快感が走る。サウンドの派手さは世界一、デザインも超絶美しいッス。これで1327万円は安い! 安すぎる! 大英帝国をナメたらあかん。 <その2 アストンマーティン・ヴァンキッシュ> ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=804395
アストンマーティン・ヴァンキッシュ

アストンマーティン・ヴァンキッシュ(576馬力)3518万円!

 ボンドカーで有名なアストンマーティンは、経営危機により’87年にフォード傘下入りしたが、ジャガー同様、’07年に売りに出され(捨てられ)、レース界のヤリ手イギリス人がクウェート資本を集めて買収、大復活を遂げている。  で、ヴァンキッシュはアストンマーティンの最強モデル。6リッターV12エンジンは576馬力を誇り、その回転フィールはまさに工芸品そのもの。思わず土下座したくなる神々しさだ。お値段3518万円。大英帝国はずっと格差社会です。 ⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/802035
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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