毎日がダルい&ツラい…「6月病」になった人の共通点と対策
―[[6月病]が危ない]―
祝日がないことに加え、梅雨によって気圧が不安定になり日照量も減少……。これまで見てきた(https://nikkan-spa.jp/865643)ように、そこに新しい環境への不満や職場のストレスが重なって心身の異常が生まれるのが6月病だ。
「これらの嘔吐や頭痛はまだ“手前”の段階ですが、最悪の場合、似たような症状が見られる適応障害と同じく、うつ病を招くことも考えられます」と、警鐘を鳴らすのは、精神科医の茅野分氏だ。
これまで見てきたような症状は誰にでも起こりうるものだが、そこまで危険性が増してしまう人物に共通する要素とはいったいどのようなものなのか。
「一概には言えませんが、必要以上に物事を明確に分別しようとする『白黒思考』の持ち主が多いように思われます。例えば、体育会系の部活に所属していた場合、先輩が『黒』と言ったものは、白くても『黒』なわけです。しかし、こういう悩みを抱えてしまう人はグレーゾーンを生むことができません」
梅雨で体もだるいのに、5月の連休明けからはしっかり頑張らなければいけない……。そのように思い込んでしまうタイプは、休もうにも、うまく手を抜けないのだ。
また、6月病の誕生には、社会的な事情も背景にある。
「少子化できょうだい喧嘩などの経験をもたない人が増えています。そういった人物は思春期の心を残したまま社会に出ると、曖昧な事実を受け入れ難く、周囲の環境に打ちのめされるといったことが起こりやすくなります」
完璧主義者や、理詰めで物事を考える性質に心当たりがある人は、顕著な症状がなくとも、いま一度自分を見つめなおす必要があるのかもしれない。
「上司の側も、そのような部下を持ったならば、あまり追い詰めずにステップ・バイ・ステップで育てていく必要があるでしょう。無理にハッキリとした答えを出させようとしたり、叱咤激励するのは逆効果です」
では、6月病の症状を自覚した場合、どのような対策をとればいいのだろうか。
「確かに6月は身体症状として頭痛を訴える患者さんが多いのですが、これは職場環境のせいだけでなく、低気圧による血流の循環不良も考えられます。こういったものは簡単なストレッチやマッサージ、湯船にゆっくりと浸かるといったことでも改善が期待できます。まずは2週間続けて、それでも気分が優れないようなら、心療内科や精神科の受診をおすすめします」
ついつい、やる気が低下してしまった6月。早めにリフレッシュし、夏場に完全にダウンしてしまわないように、いつも以上に心と体のメンテナンスを心掛けてほしい。
【芽野分氏】
銀座泰明クリニック院長。精神保健指定医・精神科専門医・産業医。あたたかく気さくな人柄でビジネスマンなど、働く人たちの心身問題解決に尽力する
取材・文/野中ツトム・上野 準(清談社) 加藤カジカ 取材・文・撮影/鼠入昌史(オフィスチタン) 林 泰人(本誌)
― [6月病]が危ない ―
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