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絶品レシピを発信する料理系インフルエンサー。外出自粛で需要急増

 新型コロナウイルスの影響で家にこもる機会が多くなった昨今。在宅時間が長くなる分、これまで挑戦してこなかった本格的なレシピの料理や、お菓子作りなどに手間をかけるようになったという人もいるのではないだろうか。
料理

※写真はイメージです

 そんな需要を見越してか、SNSでは、今すぐに試してみたくなるおいしそうなレシピがいくつも投稿されている。そこで今回は、コロナ禍でも意欲的に活動している“料理系インフルエンサー”たちを紹介していこう。

料理研究家リュウジ:“至高のレシピ”シリーズが人気爆発

 まず取り上げるのは、Twitterのフォロワー140.4万人、さらにはYouTubeでもチャンネル登録者63.4万人を誇る料理研究家・リュウジだ。著書『バズレシピ太らないおかず編』は2019年度「料理本レシピ大賞」に入賞。昨年SNSで話題を呼んだ、“じゃがアリゴ”(お菓子のじゃがりこを、フランスの郷土料理アリゴにアレンジしたもの)の生みの親でもある。  最近だと、「料理研究家が本気で作る『至高のハンバーグ』」というYouTube動画は、約3週間で70万回再生を突破。SNSでも、実際にレシピを試したフォロワーからの絶賛が相次いでいる。
 このレシピの特徴は、ハンバーグのタネに牛脂、ゼラチン、水などを加えること。これにより、噛む瞬間までハンバーグにスープが保水され、肉汁あふれる食感になるそうだ。動画ではハンバーグソースのレシピも公開されており、こちらも大いに参考になることだろう。

料理コラムニスト山本ゆり:長崎ちゃんぽんのスープを牛乳で再現

 続いてはTwitterのフォロワー81.6万人の、料理コラムニスト・山本ゆり。著書の「syunkonカフェごはん」シリーズは、累計555万部を数えるほどの人気ぶりである。  そんな山本は4月23日、外食になかなか行けない人々をターゲットに、フライパン一つだけで作れる長崎ちゃんぽんのレシピをTwitterに投稿。長崎ちゃんぽんならではの白濁スープを牛乳で再現するという、お手軽でありながらもアイデアが光るレシピだ。
 作り方も特に複雑ではないので、そろそろ料理のレパートリーがなくなってきたという人は、ぜひトライしてみよう。

つくりおき食堂まりえ:トーストで作るメロンパンの味わいはいかに!?

“つくりおき食堂”と名づけられた時短レシピが支持されている料理研究家・若菜まりえは、Twitterのフォロワー41.6万人。トースターで簡単に作れるお菓子シリーズが特に好評のようで、4月23日に公開された「焼きチョコメロンパントースト」も、その一つだ。
 バターに小麦粉、砂糖といった、自宅にほぼ常備されているであろう材料で完成させられるのが魅力のこのレシピ。メロンパンという、店で買うことはあっても自分で作ることはあまりなさそうな食べ物をトーストで再現できるとあって、反響は上々のようだ。  他には牛乳、砂糖、有塩バターという、たった3つの食材のみで作れる生キャラメルのレシピなども拡散されている。こうした牛乳消費レシピがもっと広まれば、コロナ禍で牛乳の需要が落ち込んでいる現状も改善されるかもしれない。

食いしん坊イラストレーター杏耶:グルメエッセイマンガの作者が考えるレシピは鉄板

 最後に紹介するのは、丼ものレシピが続々登場するコミックエッセイ『ド丼パ!』シリーズが人気の食いしん坊イラストレーター・杏耶。Twitterで17.8万人のフォロワーを抱える彼女が提案するレシピは、例えば「鶏胸のオリーブオイル漬けレモンソテー」というものだ。
 やはり作り方はラクチンで、鶏肉と調味料をポリ袋でまとめて漬け込み、あとは焼くだけ。鶏胸肉は比較的お安く手に入るうえにヘルシーな食材だが、レシピを工夫しないとパサつきが気になってしまう食材でもあるので、インフルエンサーの知恵に頼って賢く調理しよう。  なお、杏耶によるレシピはTwitterのほか、「おいしいまいにち」というブログでもまとめられていいるため、あわせてチェックしたいものである。  ――外食もままならないこの時期、料理は絶好の気晴らしになることだろう。窮屈な自粛生活を楽しむためのヒントをくれる料理系インフルエンサーたちに、拍手を送りたい。<文/A4studio>
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