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期待の良血馬を厳選!「2024年のダービー候補5頭」を元競馬誌編集長が徹底解説

POGの指名馬選びがまさに佳境に

競馬

エピファネイア産駒のフォルラニーニ。お母さんのリナーテも山本昌さんの出資候補だった

 POGとは、ペーパーオーナーゲームの略称で、デビュー前の2歳馬を指名して、その馬たちの獲得賞金を競い合うゲームのこと。この時期には、指名の指南書が書店に並びます。  私も『競馬王のPOG本』の取材のため、3月に元プロ野球選手の山本昌さんと北海道の牧場を回り、未来のダービー候補をたくさん見てきました。  昨年のこの時期にも、「POGで指名すべき一年後のダービー候補」について当コラムで書かせていただいたのですが、有力候補と目されていたダノンザタイガーは脚元不安で戦線離脱。4月29日に行われたダービートライアル青葉賞でグランヴィノスが8着に敗れ、ダービーの出走権獲得に失敗したことで、5頭挙げた候補はダービー出走が叶いませんでした。お恥ずかしい限り。 「もう一度だけリベンジのチャンスを!」ということで、今回は2024年のダービー候補を5頭、紹介します。取材の感触をベースに、管理する厩舎なども考慮して厳選したので、是非POG指名の参考としてもご活用ください。

藤田晋オーナー×世界の矢作の最強タッグ

ドゥマイシング 父 ドゥラメンテ 母 フォースタークルック 牡・矢作厩舎  同馬のオーナーは藤田晋氏。ご存じの通り、株式会社サイバーエージェント代表取締役社長であり、「ウマ娘 プリティーダービー」を運営するCygamesは同社の子会社です。  藤田氏は現4歳世代で初めて馬を持つと、現3歳世代から本格参入。チャンスザローゼス、フェイト、エゾダイモンなど、デビュー前から評判となる素質馬が揃っていましたが、残念ながら故障もあって、今年のダービーへの参戦は叶いませんでした。  現2歳世代の評判も上々なので、必ずダービーに駒を進める馬が出てくるはずです。その筆頭候補がドゥマイシング。藤田氏のダービー初出走を後押しするのは「世界のYAHAGI」こと矢作芳人調教師とみました。 「凄くしっかりして気持ちも前向き」と矢作師もその素質を高く評価しています。
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山本昌さんイチオシ馬は「完成したら凄い馬になりそう」
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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