「消せるボールペン」の歴史。元祖はアメリカ製だった!?
“こすると消える”パイロットの「フリクション」が大ヒットしているが、「消せるボールペン」は、「フリクション」が発売された’07年より以前からすでに存在していた。
◆「ユニボール シグノ イレイサブル」(三菱鉛筆)
’79年にアメリカのペーパーメイト社が発売した「イレーサーメイト」と三菱鉛筆が販売契約を結び、独自の改良を加えて’80年から発売した「ケルボ」だ。イレーサーメイトは1日くらいたつと消しにくくなる不十分なものだった。
それを解決したのが、三菱が独自に開発した「ユニボール シグノ イレイサブル」だ。ゲル状のインクが紙の繊維まで染みこまず表面に残るため、消しゴムで剥がせるというもの。
「ボールペンでありながら普通の消しゴムで消せる手軽さも、当時としては、画期的な魅力の一つだったと考えています」(三菱鉛筆経営企画室)
― [あの大ヒット商品]は既に日本で作られていた! ―
『パイロット フリクションボール スリム』 0.38mm 10色セット LFBS-18UF |
『三菱鉛筆 ユニボール シグノ イレイサブル 』 ゲルインクボールペン 0.5mmボール 8色セット |
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