今年の流行語大賞は「そだねー」に決定。とはいえ、忘年会の日時を後輩に確認したところ、LINEでひと言「そだねー」と返信されて、少しイラッとしたスパムです。さて、忘年会シーズン真っただ中。駅周辺のベンチでは酔いつぶれたサラリーマンに年末特別警戒パトロール中の警察官が声をかけている。平成最後の忘年会だし、ハメを外しすぎるのも仕方ないか。そんなことを考えて赤坂の街を歩いていたところ、“赤坂初のポリスバーが誕生”との看板を発見! んん、これは!?と、忘年会の前哨戦の意気込みで店へ向かった。
男心をくすぐるチラリズムが満載
今回、ガサ入れしたのは東京メトロ赤坂見附駅近くにあるミニスカポリスバー「RedSlope 110」だ。店内はスナックのような雰囲気だが、モデルガンやパトランプなど警察グッズが置かれている、なんとも不思議な空間。そこへ登場したのは、アメリカンポリスの衣装を身にまとったメイサちゃん(20歳)と、女性警官のワカナちゃん(20歳)。想像してたミニよりもさらに短い公然わいせつギリギリのミニだ。グラスを合わせ「確保~!」という乾杯コールとともに宴が始まった。
平成生まれにとってはもはや「逮捕しちゃうぞ」は死語!?
メイサ「最初、お客さんに『ミニスカポリスの決めポーズとセリフお願い』って言われても、女のコが誰も知らなかったんです(笑)」
ワカナ「でも今は完璧だよ。今日は、貴方を逮捕しちゃうぞッ!」
平成世代の初々しいバキュンポーズもかわいらしいが、超ミニスカからチラりと見える美脚もありがたい。そんなセクシーポリス衣装は同店のオリジナル。キャストも日本やアメリカなどのコスチュームに合わせて化粧を変えているというこだわりだ。また、テーブル席ではキャストが立ち飲みスタイルで接客するため、「動くと汗でホットパンツの衣装が体に張りついちゃう」(イクミちゃん)なんて声にも男心は掻き立てられる。とはいえ、酔いの回ったスパムがカウンターでお酒を作るポリスの胸元を覗こうとした瞬間、「こらッ」と額にモデルガンを突きつけられるハメに。調子に乗りました。
美脚揃いのポリスに撃ち抜かれたい
イクミ「このお店に来ると、やたら昔の武勇伝を語り出す人が多いよね。しかも結構ダメなやつ」
メイサ「ポリスを前に自供し始めるパターン。それで、おもちゃの手錠をつけてあげると、今度は手錠の下ネタで盛り上がるんですよ」そんな雑談が一段落した頃になって「このお店が水商売デビューなんですよ」と話しだしたワカナちゃん。なんと、ホストとキャバ嬢だった両親の影響で夜職に興味を持ち始めたという。
「両親は20歳の頃に歌舞伎町で売れっ子同士だったけど、出産を機に2人とも引退して、お父さんはトラックの運転手に転職して育ててくれました。ただ私も20歳になって夜の仕事に興味があることを伝えたら、母は『大変なこともあるけど、やってみればいいじゃない。目標を決めれば辞められるから』って。今は一人暮らしをするために貯金を頑張っています」
年の瀬に心温まる話をしてくれた彼女に敬礼するスパムでした。
「Red Slope 110」
住:東京都港区赤坂3-19-8 赤坂ウエストビル4F
電:03-6277-8191
営:18時~翌5時
料:チャージ料3000円/60分(カラオケ付きVIP席は別途1000円)
税・サ:20%
※SPA!見たで初回のみオールタイム90分3000円
撮影/渡辺秀之
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スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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