コロナとのいたちごっこが続き、憂鬱な気分は当分晴れそうもない。
繁華街には近寄れそうもなく、もっぱら郊外のバーでひとり寂しく飲んでいるマエザワです。ツイッター上には前澤友作氏をはじめ、お金(10万円)を配ることで「みんなを元気に!」と疲れた人たちを応援しようという取り組みも見られるが、現実的には当たることなんて遠い夢の話……。
落ち込んでいると、夜遊びツウの知人から「日暮里のガールズバーはコスパ良く元気になれる」との情報が。
そこで、もっと身近で元気をもらうべく、日暮里駅までやってきたのである。駅の東口から出て徒歩数十秒。飲み屋街の手前にある雑居ビルに入った。
疲れた男の心を癒やしてくれる……
訪れたのは、「CheerGirl’sBar Cheetah’s」という店。
足を踏み入れた瞬間に「いらっしゃいませ~!」と黄色い声が響く。カラフルなユニフォーム姿のチアガールたちのお出迎えだ。みんなテンション高め!早い時間帯であれば、60分1000円で飲み放題と激安。席に着くと、「チアーズ!」というかけ声の乾杯とともに宴がスタートした。店内には、見渡す限りにプロ野球選手のサイン入りグッズがディスプレイされている。オーナーの趣味なんだとか。
北海道日本ハムファイターズのファンらしく、大谷翔平や中田翔のユニフォームが目立つ配置。「店の公式LINEアカウントでは、その日のスポーツ中継の情報が発信されていて、試合観戦しながらお酒を飲むために通う常連さんも多いですね」(ななせさん)
地元客が多いとはいえ、やっぱりコロナによる影響も少なくなかったという。
「時短営業で早く店を閉めなければいけないときもあって、閉店後にみんなで料理を作って食べたりしていました」(みどりさん)
なかなか先行きが見えないなかで、励まし合っていたのだとか。
ちなみに、同店ではカラオケを無料で歌うことができる。ミニゲームなども用意されており、和気藹々とみんなで盛り上がれる。カワイイ系チアガールがコロナうつを吹き飛ばす
次第に酔いが深まっていく。なんだか、ちょっと飲みすぎたかもしれない。あまりに長引くコロナ禍のストレスから、気づくと僕は弱音を吐いていた。
実際に、ゴールデンウイークもお盆休みもなく働いてきた。正直、もう限界かもしれない……。
すると、「お仕事ファイト!!」とチェキに手書きでメッセージを送ってくれたゆうこさん。さらに、「僕が元気が出ることを何か言ってよ」というムチャぶりにゆかさんは……。「20歳のときに44歳と付き合ったことありますよ。おじさんは、すぐに疲れちゃうところがカワイイですね(笑)」
また、今年は自粛の関係で海も花火も行けずに夏が終わってしまいそう。そんな僕の嘆きに対してこう返すりんかさん。
「7月は店で浴衣姿になったのですが、8月後半は思い切って水着のイベントもやっちゃおうと思っています!」
まだ夏は終わらない。なんだか元気が出てきた。あとは10万円当たらないかな……そんなことを考えながら日暮里を後にした。
【Cheer Girl’s Bar Cheetah’s】
住:東京都荒川区西日暮里2-19-8マイキャッスル日暮里 6階
電:03-6806-7377
営:19:00~LAST
休:なし
料:飲み放題60分:1000円(19:00~21:00)、3000円(21:00~LAST)、カラオケ&ゲーム無料
撮影/長谷英史
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マエザワ エロ本出版社出身、元ギャル男雑誌編集者。無類の外国人好き。趣味は「夜の国際交流」
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