定番のメイドカフェはもちろん、あらゆるテーマが設定されたコンセプトカフェ(コンカフェ)が大ブームの秋葉原。僕が「俺の夜」を担当するようになってから数年、“ここに来れば何かがある”と思って間違いなかった。
とはいえ、今はコンカフェが急増するあまりに、どの店を選べばいいのかわからないという人も多いはずだ。さらに、このご時世である。飲み歩きながら探すわけにもいかなくなっている。実は、店探しにはコツがある。
SNSだ。実際、コンカフェに在籍するキャストがTikTokやTwitterのアカウントを持っているケースは多く、そこではリアルな姿がチェックできる。ハッシュタグ「#コンカフェ」で検索していると「ミスアキバ2021ファイナリスト」の肩書がプロフィールに書かれた美女を発見した。
彼女が勤める店を調べてみると、“海の中のメイドカフェ”というコンセプト。5月末に移転、リニューアルオープンしたばかりの新店らしい。そこで、訪れてみることにした。
メイド服の胸元にお楽しみ要素アリ!
多彩な衣装のコンカフェ店員を横目に中央通りのドン・キホーテを目指す。その裏あたりにカフェ&バー「マーメイド」はあった。
店内に足を踏み入れると、目を疑った。ここは夢の国か……!
海底さながらの店内に、マー“メイド”が闊歩する。衣装の胸元が開いており、セクシーな雰囲気。なかには、水着姿のコも。同店には、通常のカウンター席のほか、竜宮城と呼ばれるVIP席があり、そこでは隣に着いてもらうことも可能なんだとか。今回はせっかくなので、竜宮城に。「TikTokとかを見て、“あのコに会いに来ました”みたいなお客さんも多いですね」
そう教えてくれたのは、明るく元気なノリのるいさんだ。在籍するキャストの投稿がSNSでバズることもあるのだとか。
あらかじめSNSでプロフィールを確認していた「ミスアキバ2021ファイナリスト」の美女、のあさんとご対面。「アカウント見てくれたんですね、うれしいです~」
アイドルグループにいてもおかしくないルックス。それもそのはず、地下アイドルとして活動していた時期もあるそうだ。そんなコと出会えるのも秋葉原ならでは。店内を見渡しても総じてレベルが高く、キャピキャピとした印象。普通のコンカフェでは物足りず、キャバクラよりはカジュアルに楽しみたいという人に向いている。
普通のメイドカフェでは味わえないドキドキ感
その理由は、女のコにドリンクをご馳走すれば、胸元にチップを挟むことができるんだとか(笑)。なぎさんに、何カップあるのか聞いてみたところ……。「EかFぐらいですね」
というわけで、大きな谷間を目がけて手を伸ばすと、目をじっと見つめてくる。僕は思わず視線を逸らす。通常のメイドカフェでは絶対に味わえないドキドキ感。これはクセになりそうだ。まだ開店直後の夕方にもかかわらず、スーツ姿のサラリーマンから私服の若者まで、ひっきりなしに客が訪れている。
「会社がテレワークで勤務時間中にこっそり来ている人も多いみたいなんです」(のあさん)
なるほど……と言いながら、編集部から送られてきた原稿催促メールに「今頑張ってます」と、その場で返信する僕。さあ、宴はまだ始まったばかりだ。そして、追加でドリンクをご馳走したことは言うまでもない……。【カフェ&バー「マーメイド」】
住:東京都千代田区外神田4-4-7 MTビル9階
電:090-2240-0447
営:16時~翌1時
休:年中無休
料:飲み放題40分3000円(男性)、1500円(女性) ※竜宮城(VIP席)の場合は5000円
※営業時間や酒類提供の有無が変更になる可能性があります。店舗(HP)にお問い合わせください。
撮影/長谷英史
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マエザワ エロ本出版社出身、元ギャル男雑誌編集者。無類の外国人好き。趣味は「夜の国際交流」
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