「ちょりおつ!」合図に上げてけテンション!若さと元気と知恵を渋谷ギャルからチャージ

 社会人になって数年が経過し、思えば渋谷から足が遠ざかっている。センター街一帯のネオンや行きかう若者たちの屈託のない表情が、日々の仕事に追われる自分にはまぶしくなり、中央線沿線の安居酒屋が居場所となってきた。

 でもまだ、枯れたくねーよ。唐揚げに緑ハイなんて宅飲みでもできるじゃんよ。飲むならギャルと渋谷だよ。内省で芽生えたギャルへの猛烈な渇望を抱え、渋谷にある「ギャルカフェ10sion」を目指した。

生粋の渋谷ギャルがテンアゲでお出迎え!

俺の夜

左から、もあちゃん、ががちゃん、くれあちゃん。3人とも親や先輩の影響を受け、立派に育った天然ギャルなだけに楽しい夜は確定だ

「いらっしゃーい」へそ出しに谷間チラ見せの期待通りのいでたちのギャルたちが元気よく出迎えてくれた。「おすすめのオリカク(オリジナルカクテル)はギャルとキスできるギャルキスだよ!」。それ一択だよ!

 店内を見回すと、飛び込んできたのが「店内敬語禁止!」の警告だ。こちらの驚き顔を見つけたもあちゃんから、「トモダチに敬語使わないでしょ? 店内みんなトモダチだから敬語禁止なのは当たり前。ルイス13世とうちらはもうトモダチ!!」といつの間にか決まったあだ名でたしなめられる。

俺の夜推しギャルとキスお酒で夢を叶える

 ついに、ギャルキスがサーブされた。キスはまだかと目をつむっていると、「ほら、これがギャルのリップ!」。ストローの口先に真っ赤な唇状のグミが取り付けられていた。なんだ、こっちか。

俺の夜

10sion名物の“ギャルキス“で乾杯!

俺の夜

ストロー先の唇をかたどったグミは、結構リアルな質感で気分は上々

 それで、乾杯のコールは「今日も元気にちょりおつ!」。「ちょりーす」と「おつかれ」を合わせたギャル語のコールを受け、ストローで一気にすする。もあちゃんが飲み始めたのは、フラミンゴビーチ。グラスには、氷のような照明が浮かび、チャイナブルーを妖しく灯す。

 2年前までは広島の高校生だったというががちゃんは、「やっぱギャルはキラキラしているのが好きだからさ」と白の太いアイラインで縁取られた目を輝かせる。

 つまみは、“ギャル缶”今回は3種のデザート系をチョイス。他にもアサリの水煮や唐揚げなどがある。書道で全国大会出場経験のあるががちゃんは、皿に「10sion10周年」とチョコで書き上げる。

俺の夜

今回“ギャルカン“の盛りつけを担当してくれたががちゃんは、全国大会に出場したほどの書道の腕前。今でもたまに習字を行うそうで、このギャップには惹きつけられる

「心にギャルを飼っている」それが各々のスタイルに

「ここに来れば、いろんな友達ができるよ。しゃべる自信がなくても、ギャルがめちゃくちゃしゃべるからさ」と、もあちゃん。この親密感が10年続く秘訣なのだろう。店では、「全日本ギャル検定」なるギャル史に関するクイズも用意している。ギャルは渋谷の歴史に、ヒールとネイルでその存在を確実に刻んでいる。

俺の夜

彼女たちのすすめで「全日本ギャル検定」にも挑戦! 戸惑っているとギャルが優しくヒントをくれる

俺の夜

ギャル検定で驚異の85点を叩き出した記者に心を許した一同。仲間の証しに「ルイス13世」というあだ名をくれた

 ががちゃんが「スタイルはそれぞれ。心にギャルを飼うのが大事だよ」と格言めいたセリフを放つががちゃんだが、直後には「ネイルが折れた」と会話が交雑するのがいかにもギャルらしくて楽しい。

 人懐っこい笑顔に見送られて店を後にする。これまでギャルと縁のない人生だったが、帰りの道中に「避けてたのは俺のほうだったな」と反省。枯れるのは、もう少し先延ばししよう。

俺の夜【ギャルカフェ10sion】
住:東京都渋谷区宇田川町13-9 KN渋谷2ビル7階
営:20時~翌5時
休:年中無休
料:テーブルチャージ60分2200円、ソフトドリンク990円~、アルコール1100円~
キャストの出勤日などの最新情報は、Twitter(@galcafe10sion)でチェック
※営業時間や定休日が変更になる可能性があります。
最新情報は店舗にお問い合わせください

撮影/後藤 巧

ルイス 元クラブの黒服。しかし夜遊び自体の経験は浅め。特技は女子の中学時代の部活当て
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