「広島流」が大阪・ミナミを席巻!?お座敷キャバの居心地とは?【後編】

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 さっそく生ビールで乾杯。「飲み放題だから、どんどん空けな損やで!」。元気いっぱいのじゅりちゃんが生ビールのお代わりを促してくれる。

 掘りごたつに畳敷き。チェーン系居酒屋とは違うやや暗い照明。これが意外といいムードを演出してくれる。ふとした瞬間に女のコの脚やひざが掘りごたつの下で触れる「嬉しい誤算」も。

 しかし、そこは関西人。調子に乗って、ツマミのウインナを食べさせてもらおうとしたら鼻に押し付けられるという「お約束」にも完全対応。「合コンのようにワイワイやるのが楽しむコツ」とは夏ちゃん。しかし、周りを見渡せば女のコと1対1でしっぽりやっている諸先輩方も。

「ほかに指名が入っても、ここはヘルプがないの。時間内は完全マンツーマンなんで安心でしょ」

10年前に低価格で地元・広島を席巻

彩月

 スナックとキャバのいいとこどりをしようと「お座敷キャバクラ」として10年前に広島にオープン。「40分・3900円」の格安路線で地元でも話題になったほどで、いまや5店舗を展開。地元・広島ではこのシステムが「常識」となった。

 ミナミへの進出は4年前。週末には行列ができるほどの人気になったそう。

「リラックスしすぎて、酔っ払って寝ちゃうお客さんが多い」とまりかちゃんが言うとおり、ビール、酎ハイ、ハイボールとガンガン飲んでいるうちに俺にも眠気が……。

 いずれは東京にも進出したいと鼻息も荒い同店。「広島流」が脅威となる日も近い。

彩月

スーパー銭湯の休憩室かと思うほどリラックスし、このありさま……

【彩月】
大阪市中央区心斎橋筋2-3-7 1F
電:06-6212-2464
営:19~翌1時(月~金)16~翌1時(土・日・祝日)
料:3900円~(40分)

彩月

女のコのドリンク代もセット料金にコミコミなので悩みの種の「ドリンクおねだり攻撃」もナシ。安心して会話を楽しめる

撮影/加藤 慶(スタジオKEIF) 協力/O氏(夜遊びガイド)

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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