哀愁の釜山港その間近では酒とエロスの無限連鎖……

 今日は新宿、明日は上野――都内韓パブを東奔西走するスギナミだが、夜ごと、財布を薄くしながら発見したことが一つ。東京人と大阪人の気質が違うように、韓国人も出身地によって性格、遊び方に差があるということだ。

 都会的で、デートにもサプライズ(照明が消えた瞬間に抱擁するような)を求めるソウルの女に対して、ミーティング(合コン)はきまって体育会ノリで、「ワショラ、ワショラ(一気、一気)」の大合唱が鳴りやむことのない釜山娘。口説けるはずもない韓国語学習に限界を感じていたスギナミにとって、楽なのはやはり後者……ってなわけで、夏の“男旅”の目的地を釜山に設定。往復1万8000円のLCC「釜山エアー」に乗り、成田から一路、釜山を目指した。

 金海空港からタクシーで30分。“アジア最大規模の魚市場”との誉れ高き釜山港のチャガルチ市場で新鮮魚介類に舌鼓を打った後、早速、南浦洞にあるバー『O』へ。こちらのお店は、女性がカウンター越しに接客をする、日本のガールズバーに近いスタイルだ。

密着度をアップする韓流ゲームの妙味



「いらっしゃいませぇ」

 流暢な日本語で迎えてくれたのは、横浜でスナックを経営していたという美人ママのヘイミさん(29歳)と日本に留学経験のあるハヨンちゃん(25歳)。ウイスキーのボトル(13万ウォン~)を1本入れればチャージ無料、時間無制限で楽しめる。3人ならひとり4000円程度の低料金だ。

 日本語がOKなので、ここは西日暮里で大流行(スギナミ調べ)の「イメージゲーム」で盛り上がりたい。お酒のピッチを適度に上げながら、「好みのタイプに近い」、「セックスがうまそうな人」といったお題で、男女の距離感をグッと近付けることが可能なのだ。

 終始笑顔で気さくに話しかけてくれるママに、「どこかオススメのノレバン(女のコと飲める個室カラオケ)を教えて」と懇願。すると、赤坂の韓国クラブでボーイ経験のある、ノレバン店長のスフォン氏(31歳)が登場。映画『猟奇的な彼女』のキョヌ役に似た、おとぼけ顔の好感度韓国人だ。

【後編】に続く⇒

【BAR「○」】
南浦洞にある釜山観光ホテルの裏手にあるお店。ボトルの注文が必要。女のコの飲み物、氷などの割り物もボトル料金に含まれる

BAR「○」

スギナミ 東京都生まれ。主な出没地域は中野、高田馬場の激安スナック。特技は「すぐに折れる心」
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