第二十一夜 【前編】

キャバ嬢を口説き落とす最終兵器!
「喜ばせ屋」でノックアウト

【担当記者:テキサス】

「今、逆チョコが流行っているらしいよ。私もテキサスさんからチョコもらいたいな……。お店に来て」

 バレンタインの出費は6万3000円。ホワイトデーにはMORE出費予定! キャバ嬢の喜ぶ顔が見たくてお菓子メーカーのバレンタイン戦略に踊らされるM男、テキサスです。

 でも、女性の喜ぶ笑顔はプライスレス! もっと喜んでいる姿が見たいということで、今回は「喜ばせ屋」なる珍商売を紹介しよう。

■彼女の趣味も調べて最高の演出を提案!

「リムジン、クルーザー、夜景遊覧ヘリ、高級レストランなどの手配はもちろん、依頼者の希望に沿って、絶対に相手が喜ぶデートプランを提案します」とは、喜ばせ屋業務を手掛けるDAKE(デイク)の担当者。彼女や口説き落としたい女性へのサプライズとして利用することが多いのだが、口説きたい女性=キャバ嬢のテキサスは、このサービスをキャバ嬢に活用している。

「喜ばせ屋」の基本的な流れは依頼後、デートプランを予算に応じて作成。提携しているリムジンやレストラン、プレゼントなども手配し、当日は専門スタッフが黒子となってサポート。一緒に考えたサプライズ演出を実行してくれる。

 また、この喜ばせ屋はただの手配師というわけではない。依頼を受けると、喜ばせたい相手の趣味趣向をリサーチするのだ!

「好きな花は何か?」や「どんなプレゼントをもらうと喜ぶか?」「2人の思い出の曲は?」などを調査。例えば、リムジンでドライブ中の車内に2人の思い出の曲を流してくれるなど相手を喜ばせるために、さまざまな演出を施してくれる。

「以前は、探偵業務をしていたので、リサーチは得意なんです。もしも彼女の趣味がわからなくても、こちらで調べ上げることもできます」(前出・担当者)

 誕生日やプロポーズなど特別なシーンで利用する人が多く、希望があれば、知人や友人のお祝いコメントを集めた記念DVDを作成するなど、さまざまな”喜ばせ”プランが用意されているとか。

 リムジンで彼女の自宅まで迎えに行き、街をドライブ。高級レストランで食事後、ヘリコプターに乗り込んで、上空からキレイな夜景を見ていると、2人のために花火が打ち上げられる……。

 そんなキザな演出はこっ恥ずかしいと思うかもしれないが、女性というのはヒロイン願望の強い生き物。一時でも、特別な存在であることに喜びを感じるものだ。

 それが華やかな世界に生きるキャバ嬢であれば、なおさら。常日頃から多くの男性に求愛され、ヴィトンやエルメスなどブランド品ばかりをプレゼントされるキャバ嬢は、もはやそんなことでは喜ばない。同伴やアフターで行く、いつもの焼肉店に「もう食い飽きたよ!」と思っている。

 そこに、こうした特別なデートでアピールすれば、83%(テキサス調べ)の確率で特別な存在だと感じてもらえ、口説き落とすこともできるのである。

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豪華リムジンで街をドライブ。車内に流れる音楽や、ドライブコースを
彼女好みにチョイスすることもできるぞ!

撮影/菊竹 規

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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