営業風景を生配信。ネットも巻き込み、アイドルとお酒を飲める店を堪能!

 近ごろ、LINEの新着メッセージがほとんどキャバ嬢からの営業連絡で埋め尽くされているスパムです。かつては「営業メール」なんて言葉がありましたが、今どきの水商売の営業メッセージはもっぱらLINEに移行。さらに、店がフェイスブックで宣伝をするのはもちろんのこと、最近では休憩中にツイキャスで営業をかける嬢がいるなど、夜とウェブサービスの融合はどんどん進んでいる様子だ。

 そんななか、なんと営業中の模様をニコニコ生放送でライブ配信しているお店があるとの情報をキャッチ。早速、向かってみた!

年中無休でオンエア中!

東京女子荘 訪れたのは上野のカフェ&バー「東京女子荘」だ。今年5月にオープンした同店では、営業の模様をノンストップで配信するという、斬新な試みが行われている。店内は手狭なスナックの趣きだが、そのなかでカウンター横のデカい配信用モニターが異彩を放っていた。

 ちなみに、同店のキャストは全員がアイドル活動をする女性だという。BGMでかかるボカロの人気曲を聴きながらコメントに見入っていると、「今日はけっこう視聴者さんが多いんですよ」と接客してくれたのは、アイドル歴4年のうてなまりえちゃんだ。

東京女子荘

カメラを持つまりえちゃんは「イエロー☆キャンドル」というユニットにも在籍。オンライン決済を使ってカラオケのリクエスト(300円)なども可能。ちなみに、希望しない限り客が動画に写ることはないのでご安心を

「営業時間中はずっと配信しているから、お客さんと視聴者さんに向けて、代わる代わる喋っているんですよ。慣れるまでは大変でしたけど、今ではたまに配信していることを忘れちゃいます(笑)」

 そうスパムと会話しながらも、「手を振って」「ウインクして」などのコメントに応じて、リアクションを忘れないまりえちゃん。

「前に飲みすぎて、ソファで寝ちゃったコがいたんです。その寝姿を配信したときは、かなりコメントが盛り上がりました(笑)」

 同放送の一回の平均視聴者数は約1000人。放送中は、ニコ生の機能でウェブアンケートを取ったり「今日はツンデレキャラで接客して」など、視聴者がその日の営業スタイルをリクエストしたりすることもあるとか。まさにネットを通じて“自分も店に来ている”感覚になれるのだ。

【後編】に続く⇒

東京女子荘

スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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