第二十九夜【後編】



【担当記者:テキサス】

花街遊びを手軽に体験できる”芸妓ガールズバー”

 粋な世界は覗いてみたくても、いきなりの芸者遊びは敷居が高い。そう思っている人にオススメなのが、向島の花街に点在する”芸妓ガールズバー”だ。そのひとつ「美なと」は、小料理屋のような店構えだが、現役の芸妓さんがカウンター越しにお酒の相手をしてくれる。こうしたお店は向島の老舗料亭が直営しているため、スタッフはママからキャストまで、料亭所属で日夜稽古を積んでいる正真正銘の芸妓さんばかり。女性が足りないときは、向かいの料亭から芸妓を派遣することもあるのだとか。お座敷に上がるのは金銭的に難しい人は、まず”芸妓ガールズバー”で楽しんでみては?


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「美なと」
東京都墨田区向島5-22-50
TEL:03-3622-3399
営:18時~翌1時 休:日祝
料:1万5000円(90分制)、ボトル5000円~。
美人ママの小街さん(写真)いわく「初めての方は早い時間帯に
来るのがオススメです」とのこと





【知っておきたい粋な花街言葉集】

★千社札(せんじゃふだ)
芸妓が渡す名刺のこと。もともとは神社仏閣をお参りしたときに貼るための名前の入った札だが、名刺代わりに使用している。これがあれば、次回から指名もできる

★おすもじ
寿司の意。『し』の音が忌み嫌われることから言い換えられたとか。同じ理由から醤油、塩のことをそれぞれ『むらさき』『波の花』と呼ぶ。ちなみに、お寿司を手土産にして渡すと芸妓さんに喜ばれる

★お供(おとも)
タクシーのこと。用例としては帰り際に『そろそろお供を呼んでおくれ』と頼むと、かなり粋。さらに、上級者の中は『乳母車(うばぐるま)』と呼ぶ人もいるとか


撮影/足達倫弘

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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