第三十九夜【前編】

絶滅したはずのロシアンパブが新潟で復活!?
真相求めて潜入!

【担当記者:テポドン】

 今から6年ほど前になるのだが、フィリピン、韓国、中国などの既存勢力にロシアが加わり、外パブは戦国時代を迎えた。

 都内にもロシアンパブ(ロパブ)はあったのだが、最も激しい激戦区となったのは、極東の玄関口と呼ばれた新潟。米と日本酒が主要産業であった北陸の一地方都市に、スーパーモデル級のパツキンがわんさと溢れ返るという事態に、日本全国のパツキンファンが狂喜したのである。しかし、極楽浄土は長くは続かないもの。気がつけば取り締まりの強化で、ロパブの数は激減したのであった。

 ある日のこと。外パブ好きが集うホームページを見てみると、最新の更新が昨年末ながらも数件のロパブの名前が……。壊滅したと聞いていたのだが、復活したと胸が躍った。しかし、風俗専門誌で闘い続ける高校時代の先輩に話を聞いてみると案の定、「そんなわけねぇだろ!」と、一蹴。だが、激論の末に辿り着いた結論は……

「じゃあ、新潟イッてみっか!」

 と、なったのである。

 新潟に到着したのは16時過ぎ。駅前の居酒屋で一杯引っかけながら、店主から情報収集を開始。

「ロシア? 聞かないねぇ。前は何軒かあったんだけど……。そこの裏側のピンサロじゃダメ? 本番できるよ。ブスばっかだけど」

 オヤジ、ブスばっかのピンサロでいいわけねぇだろ! 店を出て、繁華街F町に向かうタクシーの車内で運転手に話を聞いてみたのだが、「聞かないねぇ……」と、新潟まで来た意味をすべてブチ壊してくれる発言のオンパレード。肩を落としてF町に降り立つと、そこには衝撃の光景が広がっていた。

極東の玄関口はゴーストタウンに

 人がいない。週末の土曜日であるにもかかわらず、人がいないのである。以前はキャバクラが軒を連ねた一角も空室ばかりが目立つ。そして、コンビニからは風俗誌が姿を消していた……。情報館に入り話を聞いてみると、客引き禁止条例が施行され、摘発されて閉店した店や客足が途絶えて潰れてしまった店が多いというのだ。老舗のロパブも閉店し、フィリピンパブですら営業がままならない状況なんだとか。だが、情報館の店員によれば完全なロパブではないが、数人のロシア娘がいるお店が一軒だけ生き残っているというのだ。胸と股間が熱くなる我々は、その噂の店へと向かった。

もう、繁華街とは言えない新潟の夜の顔F町

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取り締まりは厳しく、店の敷地内に立っている店員もこちらから話さなければ何も話してこない。
政令指定都市になったおかげで、新潟の夜は壊滅状態となったという。
どうせなら”性令指定都市”にすりゃいいのにね

⇒【後編】へ続く

取材協力/高木先輩

テポドン エロ系実話誌などで修羅場をくぐったロクデナシがSPA!流の夜遊びに突撃!
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