第百十六夜【前編】

ついに出た!
AVギャルと”いちゃいちゃ”できる快感キャバクラ

 たびたび本欄で取材し、おおいに話題を呼んでいる「AVキャバクラ」。早坂ひとみや、つかもと友希などビッグネームを擁した店が続々と開店し、不況の水商売業界のなかで異例の活況となった。スナックの帝王・スギナミが取材し懇意にする「企画AV女優がいるキャバクラ」など、その裾野は広がり、市民権を得ている。

 しかし、ほとんどの店に行った俺は思う。確かにAVのコと飲めるのは嬉しい。だが、何か物足りない。正直、単体女優だとこっちが恐縮するほど敷居が高い。「おいしい思い」をするにはかなりのテクと実弾が必要なのだと思い知った。かといって、企画女優ではよほどのヘビーユーザーでなければわからない「誰?」と思うコが来てガッカリなんてことも。価格やサービスを加味すると中野や立川あたりのキャバに軍配を上げてしまうのだ。やはりAVキャバクラは難しい……そう思っていた矢先、鼻息で受話器が割れんばかりの勢いでO氏が電話をくれた。

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某海外配信サイトの
アイドル女優が横に!

 O氏に連れていかれたのは六本木。道を進むにつれ、デジャブに襲われる。はてここは……!?

「実はここAVキャバの元祖となった『あっとばーじん』の跡地なんです。あの店が移転した後、オープンしたのがこの店です。ここのウリはズバリ『AV女優といちゃいちゃできるキャバクラ』です!」

 いちゃいちゃ……その甘美な響きに煩悩を巡らせていると、「こんばんは~」とやってきたのは露出度大のメイド風ドレスに身を包んだ2人の女のコ。その顔を見た刹那、俺は羞恥心と嬉しさに震えた。なんと一昨日、某海外配信サイトでその御身を”くまなく”拝見させていただいた木下あげはちゃんご本人だ!

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“足掛け”はここの基本接客スタイル。あげはちゃんのお誘い系かつ攻撃的な接客に、全力で応える自称オラオラ系のO氏

協力/O氏(夜遊びガイド) 撮影/渡辺秀之

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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