繁華街のど真ん中に“飾り窓”が出現!?
続いて訪れたのは六本木。外国人でごった返す路地、道行く人々が指差し、ビルの2階を見上げている。そこには妖しく光る飾り窓。ボンデージ姿の女王様と、M嬢がねっとりとした視線を投げかけているではないか!
“10人の売春婦”という名を冠したSMガールズバー「10―SLUTS」。重い扉を開けると腹を揺るがす大音量の音楽。円形のカウンターが囲む広いフロア。天井に描かれたドラゴン。真っ赤な壁からは、女の口から伸びた舌のオブジェ。鎖でできた蜘蛛の糸を艶めかしく舐めている。
フロアではショーが行われており、「接待で訪れるお客さまにも好評です」とマネジャーが説明するように、女性もチラホラ、活気と妖気に満ちている。
「中学生のときに読んだ谷崎潤一郎の小説でSMに目覚めた」と仰るS女の瑠衣様とM女のかおり嬢と聖水否、シャンパンで乾杯。首輪を嵌められ、思わず笑みを漏らす俺。「素質がありそうね」と見透かしたように言うと、初心者用ロウソクを取り出し火をつける瑠衣様。ジュッという音とともに真っ赤なロウが手首を染めた……。
いいおっさんの嗜みとして覚えておきたいが、中毒性が高そうでいささか心配である。
【0-SLUTS】
港区六本木5-3-4 レーヌ六本木2F
電:03-6804-3370
営:20時~LAST
休:なし
料:22時まで6000円、22時以降8000円(ワンセット60分・フリードリンク込み)●SPA!見たで60分・5000円(税込み)へ割引
撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド)
-
苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
-
苫米地の他の記事