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ビックネームを追悼するイベントに注目集まるグラミー賞――レディー・ガガがデビッド・ボウイのメドレーetc.

 世界最大の音楽祭といわれる「グラミー賞」の授賞式が目前に迫った。歴史も権威も栄誉もある音楽賞ということで、当然、各賞の行方は気になるわけだが、授賞式ではその発表とともに数多くのライブ・パフォーマンスも行われる。核となるのはノミネートされた人たちで、今年はケンドリック・ラマー、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、ザ・ウィークエンド、アラバマ・シェイクスなどが出演。また、ノミネートされていない人たちの参加も毎回あって、今年はアデル、リアーナといった超人気アーティストが登場するのだから、グラミー賞授賞式はほんとうに華やかだ。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1052907(グラミー賞のオープニングパフォーマンスはテイラー・スウィフトに決定)

グラミー賞のオープニングパフォーマンスはテイラー・スウィフトに決定

グラミー賞のオープニングパフォーマンスはテイラー・スウィフトに決定

●一夜限りの夢の共演 第58回グラミー賞授賞式パフォーマンスアーティスト一覧
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/news_performer58.html
●第58回グラミー賞授賞式のオープニングパフォーマンスはテイラー・スウィフトに決定!アラバマ・シェイクス、ミゲルらのパフォーマンスも決定
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/news_038.html

ナタリー・コール、デビッド・ボウイ、グレン・ホワイト、モーリス・ホワイトらを追悼


 しかし、華やかなだけなのだろうか。年末から訃報が続いたからである。ハードコア・パンクやスピードメタルといった高速かつ大音量ロックの元祖であるモーターヘッドのレミー・キルミスターが12月28日、ナット・キング・コールの実娘であるR&B/ジャズ・シンガーのナタリー・コールが12月31日、エルヴィス・プレスリーやジョン・レノンらと並ぶロック史上最重要人物のひとりであるデヴィッド・ボウイが1月10日、アメリカでは国宝レベルのバンドといっていいイーグルスのグレン・フライが1月18日、重厚なホーン・セクションとツイン・ボーカルを採り入れることで新しいファンクを提示したアース・ウィンド&ファイアーの創設者であるモーリス・ホワイトが2月3日に他界。これが無視されるはずがない。優れた作品を生み出したアーティストやクリエイターの業績を讃える音楽賞が「グラミー賞」。事実、いくつかのトリビュート・パフォーマンスが授賞式に行われる。

スピーディーに決定した追悼企画の数々


デビッド・ボウイメドレーを披露する予定のレディー・ガガ

デビッド・ボウイメドレーを披露する予定のレディー・ガガ

 まず、デヴィッド・ボウイ。彼と同じように架空のペルソナや自身の分身を演じることで作品を表現するレディー・ガガが、数曲のボウイ・メドレーを披露するという。しかもそれを手掛けるのは、ボウイの1983年発表作にして大ヒット・アルバム『レッツ・ダンス』をプロデュースしたナイル・ロジャースというのだから期待は高まる。

●追悼パフォーマンス決定!レディー・ガガ「毎朝『ボウイならどうするかしら?』って思ってた」
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/news_029.html

 次に、グレン・フライ。現在のイーグルスのメンバーであるドン・ヘンリーとジョー・ウォルシュとティモシー・B・シュミットに、ジャクソン・ブラウンなどが加わったパフォーマンスになるというのだから、披露されるのは「テイク・イット・イージー」で間違いないはず。1972年に発表されたこのイーグルスのデビュー曲は、グレンとジャクソンの共作だからである。

 そして、レミー・キルミスター。ホラーの要素を用いたヴィジュアル重視の演劇的パフォーマンスとハード・ロックを融合させたアリス・クーパーと、エアロスミスのギタリストであるジョー・ペリーと、そして俳優のジョニー・デップからなる異色のスーパー・バンド、ハリウッド・ヴァンパイアーズが自分たちの新曲「Bad As I Am」を披露し、レミーの功績を讃えるという。

 他に、昨年5月14日に亡くなったブルース界の巨人といわれたB.B.キングを、ブルース・ギタリストのニュー・ヒーローであるゲイリー・クラーク・ジュニアを中心としたスペシャル・セッションでトリビュートする企画も決定していて、ひょっとすると、当日のサプライズとして行われる緊急パフォーマンスが加わる可能性もある。

かつては、グラミー前日に急逝したホイットニー・ヒューストンを追悼した感動的パフォーマンスが


 そこで思い出すのは、2012年。映画『ドリームガールズ』の出演でも知られるジェニファー・ハドソンが「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を熱唱し、ホイットニー・ヒューストンを追悼したときのことである。ホイットニーは授賞式前日に急逝、その事実を誰も冷静に受け止めきれていないタイミングでのジェニファーのパフォーマンスはじつに感動的だった。彼女の歌が、ホイットニーの作品が、会場に漂っていた重苦しい空気を払拭したのだ。

 だから今年の「グラミー賞」授賞式についてはこう思うのである、音楽の持つやさしさや力の大きさがかつてないほどクリアなものになるのではないか、と。

●B’z・松本孝弘(第53回「最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム」受賞)現地ロサンゼルスのスタジオに生出演決定!
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/news_031.html
★第58回グラミー賞授賞式 HP
http://www.wowow.co.jp/music/grammy/
★「生中継!第58回グラミー賞授賞式」 ※生中継同時通訳
2015年2月16日(火)午前 9:00生中継![WOWOWプライム]

<文/ナノ・アソシーエション>





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