雑学

遺言は書かせておくべき!? 親が存命中に子がすべきこと

 意外と知らない通夜やお葬式でのマナー、業界の裏事情を綴った今、注目のサイト「考える葬儀屋さんのブログ」。「ライブドアブログOF THE YEAR 2015」にも選ばれた同サイトの管理人・考える葬儀屋さんに聞いた、恥をかかない今のうちに知っておきたいお葬式の常識とは――。

 葬儀屋さんブロガーの「考える葬儀屋さん」と申します。

「子供に迷惑をかけたくない」。最近、ご自身の葬儀の相談にいらっしゃる方が言うキーワードです。

遺言は書かせるのが正解!? 親が存命中に子がすべきこと

(※画像はイメージです)

 「迷惑」と言っては語弊がありますが、確かに親が亡くなったことで大変な思いをするお子さんは多いです。みなさんも「もし親が死んだら、自分はどうすればいい?」ということを一度は考えた経験があるのではないでしょうか。

親の葬儀で迷惑をかけられない方法


 子供が被る迷惑の度合いで、親が自分自身のお葬式に対して取るべき態度を評価するとこんな感じになります。

○:良く調べて自分のお葬式のやり方を決めておく
△:子供に全て任せてしまう
×:出来もしないお葬式のリクエストを言い残す

 子供にとって一番ありがたいのは親自身がお葬式の内容を「ちゃんと」決めているケースです。こういう親は自分自身のお葬式の内容をエンディングノートに書き記しており、依頼すると決めている葬儀屋さんの連絡先やお葬式の見積もりなどを残しています。

 そして、ここまでお葬式の事を決めている人は遺言書を作成して相続で子供たちが揉めないようにしている場合が多いです。いわゆる「終活」をちゃんとやっているわけですね。こういう親を持つと子供には迷惑がかかりません。

あの名優も「終活」!? 残された迷惑な遺言


 “△”の「子供に全て任せる」と聞いて、いやいやそれは困るよ、と思われる方も多いと思います。しかし“×”の「出来もしないお葬式のリクエストを言い残す」よりはずっとマシなのです。だいたいの“×”の人は、無頓着なのか縁起が悪いと思っているのか、お葬式の知識が絶対的に不足しており、よく調べずにイメージだけでお葬式を語りがちです。

 その結果、交友関係が広いにもかかわらず、「誰にも知らせるな」と言い残す、遺族の同意が取れていないのに「遺骨をまけ」と言い残すなど、残された遺族を困らせてしまうケースが多いのです。

 ちなみに上記の事例は俳優の故・三國連太郎さんが実際にやってしまったことです。

 できもしないことを言い残されると、遺族はお葬式の時に苦労するだけでなく、ずっと望みをかなえてあげられなかったという罪悪感を引きずることになります。

 では、”×”から”○”になってもらうにはどうすればいいでしょうか。

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空前の葬儀セミナーブーム。親の上手な誘い出し方は?

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子供に迷惑をかけないお葬式の教科書

20年間に渡る実務で蓄積された知識と、とり行ってきた葬儀セミナーの内容が盛りだくさん




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