ユニクロ、ZARA、H&Mに飽きたら「COS」に行こう! 手頃な値段で高級ブランド並みのデザインと質
▼値段が手頃なのに、高級ブランド並みのデザインと質
洋服の値段は絶対的な価値を示すものではありません。生産背景次第で「いいものを安く」つくれるのです。ユニクロでおなじみですがカシミヤやリネンなどの高級素材は昔はこんなにも安く提供できないものでした。フレンチリネンのシャツが1000円台で購入できるなんて10年前には考えもしなかったことです。
洋服に限りませんが、結局「モノ」は大量につくれば単価が下がります。だとするとコスパで考えるのならばユニクロやH&MやZARAなど規模の大きいファストファッションがもっとも賢い買い物ができるということになります。
ただし洋服は素材などの原材料の価値だけでなく、「おしゃれに見えるかどうか」が重要な判断基準となります。「おしゃれに見えるかどうか」は「他人と差別化できるかどうか」とも言えます。
ユニクロやH&Mは大量にモノをつくられなければならないため、どうしても「万人に向けた」形やデザインにせざるをえません。ユニクロなど品質は疑いようもなく極めて高いのですが、デザインや形を徹底してシンプルに仕上げているため、着こなしで工夫をしなければおしゃれには見えにくいでしょう。
そこでCOSは「H&Mで得た生産背景を使った高級ブランド」と位置付けているわけです。
通常のブランドがやれば3万円ほどの価格がつくようなデザイン服であっても、H&Mの生産背景を持っているCOSならば1万円程度でつくることができる。ある意味最強のブランドです。値段も手頃だし差別化もできる。
……しかし残念なことに通販は日本未対応。現状で購入する方法としては都内近郊の2店舗に直接行くか輸入代行に頼るかしかありません。今後店舗数は増えていくとは思いますが……。
「いい服を着てみたいけど、あんまりお金は出したくない。」そんな矛盾を解決してくれるブランドCOS。都内近郊の方はぜひチェックしてみてください。〈取材・文/MB〉ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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