「高齢者をカモにする詐欺師」から身を守るために知っておくべきこと
パソコンやインターネットに疎い老人に高額なサポート契約を結んだとして大炎上したPCデポ。だが、それも氷山の一角。趣味や財産運用、はたまた終活に絡んで老人たちからカネをむしり取ろうとする輩は後を絶たない。その実態に迫った。
老人の最後の仕事とは、自分の後始末かもしれない。だが、昨今の「終活」事情に詳しいライターの古田雄介氏によれば、老人たちを踏みにじるような事態が起きているという。
「身寄りのない高齢者の金銭管理や身元保証、死後処理などを行う公益財団法人『日本ライフ協会』が今年3月に破綻しました。2600人から集めた預託金9億円のうち2億7000万円が理事の私物購入や職員のボーナスなどに流用されていました。低所得の高齢者の駆け込み寺的な存在だったので、衝撃は大きかった」
同業界では、’10年に大手だった『日本FAN倶楽部』が苦闘の末に経営難となり、東京海上日動コーポに吸収合併された事例もある。マジメにやってもカネが回らない業界にあって、貧しい老人から預かったカネを使い込む神経の太さはただごとではない。
終活市場は詐欺師の優良な狩り場

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