風俗サービス「受けか攻めか」論争について[コラムニスト木村和久]
なんか自分に言い聞かせているような気もしないですが、今度は怒涛の攻めダルマの話。なんで人はヘルスで攻めるのか? デカルト的な、「我思う、ゆえに我あり」思考で言えば、「我美人と思う、ゆえに攻めあり」ってことです。最初のご対面で、お~ちょ~可愛いコが現れた、これはきっと未開発にちがいない(その考えがすでに間違ってますが)。じゃ、おじさんがたっぷりと、え~こと教えてあげましょうやと、その昔、自販機のエロ本で培った妄想を、実践してしまうんですな。
こんなことも、ありました。某有名観光地でのお遊び体験。なんといきなり、ハーフ美人が登場。ワンダフォー!と思い、第三種接近遭遇体制を整えって、UFOかよ。オレのへその下の遮断機もカンカン鳴り響くってときに、その美人さんはこうのたまわった。
「私の感じるところ、当ててみて~」
うぉ~これぞ渡りに船、攻めダルマから、舐めダルマに変身して、願わくば如意棒の出番を待ったりして。しかし、現実は厳しい。その娘っコは、うんともすんとも言わない「地蔵」。英語でいうところのツナガールだったのだ。ここか? そこか? と聞いているうちに時間切れ。今思えば、これが彼女の作戦だったようにも思えるって、そう決まってるだろ。
いや参ったっす。ルキノ・ヴィスコンティ監督が同じ目にあったら、きっと、こう言っただろう。
「ヘルスに死す!」
ヘルス界では、あまり可愛くないコが来たら受け身で、可愛いコが来たら攻めろと言われているが、まあそれは、ケースバイケースで、お好きなように。
究極のお大尽遊びはなんだか知ってますか?それは、風俗嬢相手に服を着せたまま、何もしないこと。普通は「このお客さん、○ンポに自信ないのね」と思われるが、たまに風俗嬢が惚れることもある。何もしない客は物好きが多いが、たまにやり手のスケコマシがいるってことですな。
さあ、次は正しい店でのダンドリかな。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

木村和久
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』 1
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