その名前ってアリ!? 時代を彩る素敵すぎるネーミング[コラムニスト木村和久]
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その137 ―
名は体を表すと申しましょうか、ネーミングにつられて、お店に入ったり、衝動買いをしたりしたことがあるんじゃないですか。そんなわけで、世の中に溢れる素敵なネーミングの数々を紹介し、同時に商標文化みたいなのを考えたいと思います。
まずは今から10年以上も前の話です。甲州街道を西へ向かってドライブしていると、まもなく甲府ってときに、突如現れた素敵な名前の建物、その名は「南の風 風力3」。いやあ、おしゃれなペンションかと思いましたよ。当時は風車みたいなネオンがついてましたしね。冷静に見ると、それはラブホテルで、地元じゃかなり有名なんだとか。「カッコいいけど、呼びづらいね」と地元の人に言ったら、「なんぷう」って普段は呼んでいるんだとか。ラブホテルの選択権は、もはや女性という時代ですから、そこらへんのウケを狙ったのでしょう。
そうなると、選択権が男性しかない、水商売、風俗はどうなのでしょうか。キャバクラはわりとオーソドックス、人前で言える範囲のネーミングです。笑えるのはなんと言っても風俗関係ですね。
今まで、これは凄いなと思ったのは、昔渋谷にあった伝説のヘルスで、ずばりこれ。
「カリペロ」
カリのちょっと硬そうなイメージの部分を、ペロっと舐める。思わずサービスを受けている光景を想像しますわ、タマランチ~。まさに名は体を表す、抜群のネーミングセンスです。今は元祖カリペロは無くても、各地方に別運営のカリペロはあるようです。内容のほどは知りませんけど。
最近の風俗関連のネーミングは、わりと長めの説明風なのに面白いのがあります。例えば、
「スク水電マ学園」
わかります?「スクール水着の女性が、電動マッサージ機でサービスをする(されるもアリか)学園」の略です。この「電マ学園」という表現が秀逸です。私なら「幻魔大戦」から頂いて「電マ対戦」といきたいところですけど。
あと詳しくサービスが分かるという意味では「 強制連続二度ヌキ痴女倶楽部」なんかもナイスですね。
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