“ロイヤルランブル”HBKが王座奪回――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第239回(1997年編)
この日、“ロイヤルランブル”がアラモ・ドームに動員した6万477人はまさに“レッスルマニア”級の大観衆で、興行収益=48万ドルはテキサス州のインドアスポーツの新記録となった。
6万人を超える大観衆動員の原動力はサンアントニオが生んだスーパースター、“ハートブレイク・キッド”ショーン・マイケルズのホームタウン凱旋と世界王座奪回ドラマだったことはいうまでもない。
地元新聞『サンアントニオ・エキスプレス・ニュース』がこの大会のスポンサーにつき、ローカルTV局、FMラジオ局が6週間まえからイベントの宣伝活動をおこなった。
前年11月の“サバイバー・シリーズ”でのショーンの突然の王座転落シーンはやや不可解な展開だったが、“ロイヤルランブル”でショーンがチャンピオンではなくチャレンジャーという立場にまわったことで、結果的に地元サンアントニオのムードはおおいに盛り上がった。
公式ラインナップは①ハンター・ハースト・ヘルムスリー(トリプルH)対ゴールダストのインターコンチネンタル選手権②アーメッド・ジョンソン対ファルーク③アンダーテイカー対ベイダー④カネック&ペーロ・アグアーヨ&ヘクター・ガルサ対ジェリー・エストラーダ&フェルサ・ゲレーラ&ヘビーメタルの6人タッグマッチ⑤30選手出場・時間差式変則バトル“ロイヤルランブル”⑥サイコ・セッド対“HBK”ショーン・マイケルズのWWE世界ヘビー級選手権の全6試合。
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