更新日:2017年12月01日 13:21
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上杉謙信の死は「トイレ」が原因だった!? 高血圧で冬場のトイレは危険【歴女内科医・まり先生の歴史診察室】

この世の栄華も一杯の酒のようなものだ

⇒【画像】はコチラ(まり先生直筆イラストの上杉謙信)
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上杉謙信 実子が居ない謙信には養子が数人おりました。  その中から謙信の姉の子・上杉景勝と、北条氏康からの養子・上杉景虎の間で、壮絶な跡目争いが勃発(御館の乱)。この内戦により上杉家はかなりのダメージをうけてしまいます。  かくして今では批判の対象となることもある謙信の遺言問題も、事前に死期を悟ることの難しい病気であれば、ある程度は致し方なかったのでは?  逆に、ご自身の死期が見えたのでしたら、キッチリと後継者を指名していたのではないでしょうか。稀代の大名・謙信が後継者問題は疎かにしていたとは考えにくいです(自身の子どもがいないため養子を迎え入れたのは、その対策を考えていた証左でもあるのでは…?)。  さて、最後に謙信が死の一月前に詠んだ詩をご紹介したいと思います。 四十九年 一睡夢 一期栄華 一盃酒 (49年の我が人生も一睡の夢のようなもので、この世の栄華も一杯の酒のようなものだ。)  酒を愛し、(酒と肴が一因の)高血圧性脳出血で早逝した謙信らしい辞世の句ですね  しんみりしたところでワタクシは飲み会に行ってきまーす。またね! イラスト・文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医) <コンテンツ提供/BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)> 【BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)】 日本で初めて歴史をテーマにしたポータルニュースサイト。今回の記事の他、以下のような記事を掲載。 ●真田昌幸の最期は「うつ病」気配が濃厚だった!? 真田幸村の父にして稀代の名将を蝕んだ心の病 ●家族にドヤ顔したい 武田信玄「風林火山」の意外すぎる3つの真実
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戦国診察室 お館様も忍びの衆も歴女医が診てあげる♪

現代医学の観点から、戦国時代の武将の生活習慣や医療環境などを見つめなおしたショートエッセイ集

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