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ニックネームは“未完の大器”と“天才児”――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第259回(1997年編)

WWEオフィシャル・パブrシティー・フォト

ブレット派閥ハート・ファウンデーションの再結成で連続ドラマの主役グループに躍り出た“未完の大器”デイビーボーイ・スミスと“天才児”オーエン・ハート。アメリカではヒール、カナダではベビーフェースというむずかしいポジションを演じた(写真はWWEオフィシャル・パブrシティー・フォトより)

 ブレット・ハート派閥ハート・ファウンデーションの正式メンバーはブレット、ブリティッシュ・ブルドッグ(デイビーボーイ・スミス)、オーエン・ハート、“アンビル”ジム・ナイドハート、ブライアン・ピルマンの5人。いつもボスのブレットのすぐよこに立っているのはブルドッグとオーエンのふたりだった。

 ブレットはカナダ・カルガリーの名門レスリング・ファミリー、ハート一家の12人兄弟(男8人、女4人)の六男(上から8番め)。オーエンは12人兄弟の末っ子で八男。ブルドッグは当時、ブレットの妹でオーエンの姉ダイアナ(上から11番めで四女)と結婚していたから、ブレットの義弟、オーエンにとっては義兄ということになる。ブルドッグとオーエンの共通点は、ふたりともWWEスーパースターになるまえに日本のリングで活躍していたことだ。

 1962年、イングランドのマンチェスター生まれのブルドッグは、母国イングランドで15歳の若さでデビューし、18歳のときにイトコのダイナマイト・キッドのブッキングでカルガリーに渡った。

 1983年11月、正体不明のマスクマン、ザ・バンピーロとして初来日し、新日本プロレスのリングでザ・コブラ(ジョージ高野)を相手にNWA世界ジュニアヘビー級王座決定戦をおこなった。このとき、ブルドッグは試合開始直前にリング上でみずからの手でマスクを脱ぎ、デイビーボーイ・スミスとしての正体を明かした。

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その後、素顔のデイビーボーイは…

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