「最後に成功するのは“小さい男”」の法則は本当か!?
―[鈴木涼美のおじさんメモリアル]―
『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは自らを饒舌に語るのか』(青土社)、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)などの著作で「性を商品化する」女性たちの内面を活写し注目されている文筆家の鈴木涼美が、「おじさん」をテーマに日刊SPA!で連載する「おじさんメモリアル」第20回!
【第20回 上を剥いて歩こう♪】
百戦錬磨みたいなキャリアの長い風俗嬢の友達に、面白いとかそういうのとは別に今まで接客した中で群を抜いて気持ち悪かった男というのを聞くと「キスは●●で、喋り方が××でさー、しかも真性タートルネックくんで……」とか、「素人童貞でコスプレ好きで喘ぎ声がでかくて、しかも真性でさ……」とかいう答えが異様に多い気がする。息が臭いとかフケが多いとかアナルにティッシュついてたとかヘソに何かが詰まってたとかいうことだって同じくらいに多い(要するに不潔な男が嫌われる)のだが、真性包茎って、リステリンでうがいするとか毎日髪を洗うとかウォッシュレットをしっかりするとかいうことで防げない身体的特徴じゃないですか。
ただ、どの嬢に聞いても「……考えてみればフツウに恋愛対象になるようなお金持ちなイケメンとかで話も面白くて真性くんは会ったことないかも」という。お金持ちはまだわかる。真性包茎は一応、治療を推奨されている状態なので、オカネと勇気さえあればすでに治療済みであろう。でもイケメンとかあんまり関係ない気もする。まして話の面白さとか。でも、そういう頭で考える論理、は別として事実は事実らしい。不思議なことに。なぜだろうか、コンプレックスで卑屈になっているのが性格や顔に現れているのだろうか。
通勤電車などでこの連載を読んでくださってる方から「清々しい朝にいきなりチンカスの話とかやめてくれよ、誰だよこの下品な女は」というクレームが来る前に、話変わって涼美ちゃんの知り合いの銀座のオネエサンの話。もともと老舗クラブで結構な売り上げなどあったらしいが今は小規模な店を手伝っており、私よりさらに10歳近く年上だが、クラッシーのモデルみたいに綺麗な人である。
⇒この続きは連載をまとめた単行本「おじさんメモリアル」で
【鈴木涼美(すずき・すずみ)】
83年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。09年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。「身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論」(幻冬舎)発売中。現在は日経新聞を退社し、執筆業を中心に活動。幻冬舎plusにて「愛と子宮が混乱中 夜のオネエサンの母娘論」を連載中。LINEブログはhttp://lineblog.me/suzukisuzumi/
(撮影/福本邦洋 イラスト/ただりえこ)
―[鈴木涼美のおじさんメモリアル]―
’83年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。キャバクラ勤務、AV出演、日本経済新聞社記者などを経て文筆業へ。恋愛やセックスにまつわるエッセイから時事批評まで幅広く執筆。著書に『「AV女優」の社会学』(青土社)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新刊『可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい』(発行・東京ニュース通信社、発売・講談社)が発売中| 『おじさんメモリアル』 哀しき男たちの欲望とニッポンの20年。巻末に高橋源一郎氏との対談を収録 ![]() |
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『おじさんメモリアル』 著者が出会った哀しき男たちの欲望とニッポンの20年 日刊SPA!の連載を単行本化
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『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』 慶応大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修了。本書がデビュー作。
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『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』 「お乳は生きるための筋肉」と語る夜のおねえさんの超恋愛論
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